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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

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06.12.28

EUのREACH指令が採択

2003年の提案から3年間の審議を重ねられていた、REACH(Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)が、12月13日に欧州議会で採択されました。12月18日には理事会により全員一致で採択され、2007年6月1日に発効することになりました。

近日中に最終の指令は入手可能になります。

12月13日の新聞発表などの概要は次の通りです。

なお、2006年11月10日、2006月12月15日のREACHに関するコメントも併せてご参照ください。

1.法体系

現在の既存化学物質と新規化学物質と異なる二重の管理システムを統合し、現在の40の化学物質の関連法が一つの「REACH」に置き換わります。

2.施行日程・登録期限
  • 2007年6月1日:REACH指令発効
  • 2008年6月1日〜2008年11月30日:予備登録期間
  • 〜2010年11月:年間1,000t以上、1t以上のCMRs、および100t以上の水生生物に毒性の化合物
  • 〜 2013年6月:年間100t以上、および水環境への毒性化合物
  • 〜 2018年6月:年間1t以上

なお、新規化合物は上市前に登録が必要です。2008年6月1日から登録が可能です。

3.登録・認可の実施機関の設置

新たにヘルシンキに設立される欧州化学庁(European Chemicals Agency)が登録と認可を行います。

有害性が高いと考えられる約3,000の化学物質が認可手続きにかけられます。欧州化学庁はこれらを期限付きで認可し、製造事業者らは代替の計画、あるいは、代替物質の開発計画を提出する必要があります。

化学物質の安全性の評価の責任が当局から産業界に移ります。

4.第2読会での主な論点
  • 有害物質の認可について
    最も有害な化学物質について、製造事業者はより安全な物質に変更する代替計画の提出の義務が設けられます。代替物質がない場合は、代替物質の研究開発計画を提出しなければなりません。見直し条項では、内分泌かく乱物質を、その社会経済的コストと便益を照らして認可されるべき物質リストに入れるべきかどうかは、最新の科学的データに基づいて、6年後に決定されることになります。
  • 化学的安全性報告書の要求拡大について
    欧州委員会からは、化学的安全性報告書の要求を年10t未満の化学物質に拡大するかどうかの勧告が12年以内に提出されます。
  • 注意義務について
    合理的に予測できる状況下で、人の健康と環境に悪影響を及ぼさないことを確実にするために、化学物質の製造、輸入、および販売は、慎重に責任をもって、行わなければならないことが詳細に規定されます。これには、問題となる化学物質に関するすべての情報の収集とリスク管理に関するすべての注意事項をサプライチェーンに伝達することが含まれます。
  • 動物保護について
    REACHの目標には、化学物質の動物実験の代替を推進することが含まれています。動物実験の重複を避けるために、関連団体は新たな動物実験が実施される前、45日の間に見解を述べることができます。可能であれば、人に対する毒性に関する情報は脊椎動物実験以外の方法で入手しなければなりません。代替実験方法は、欧州委員会で検証され、さらには欧州化学庁あるいは国際機関により認定されます。欧州委員会からは、3年ごとに代替実験方法の使用に関する報告書が提出され、必要があれば新たな法提案がなされます。
  • 情報の通達
    製品に含有される有害物質の情報を通達する義務の条項が追加されました。要求のある消費者を含めて、サプライチェーンには、製品重量で0.1%以上含有するすべての化学物質の情報を通達しなければなりません。欧州委員会では、化学物質製品の欧州品質マーク制定の可能性が検討されます。
  • コミトロジーについて
    欧州理事会は、新コミトロジー条項(ここでは、欧州議会に対して欧州委員会の決定を審議する権限を付与しています)に沿って行われた、REACHの修正案に同意しました

(担当:林 譲)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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