ビジネスQ&A

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経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
宣伝・販促2018.10.11
Q1304. 酒屋の売上増加策について教えてください。

 日本全国の蔵元から取り寄せた地酒の小売店を営んでいますが、最近、客数が減少しつつあります。お酒の専門性を活用した売上の増加策を教えてください。

A.

 モノ発想とコト発想を検討しましょう。お酒を「モノ」として提供すると、「お酒は飲むもの」ですが、お酒を使って顧客がどのような「コト」をしたいのかという観点から検討すると、「お酒を使って感謝を伝えること」という提案も行うことができます。

【贈答品としてのお酒】

日本全国の蔵元から商品を取り寄せているということは、希少なお酒や高級なお酒も取り扱っていることと推察しますが、一般消費者がそのようなお酒を飲む機会は、決して多くはありません。また、そのようなお酒を贈答品として使うことに敷居の高さを覚える顧客層も存在するはずです。
 さらに、全国の蔵元から取り寄せた地酒を取り扱っているということであれば、品揃えは豊富でしょうから、顧客としては特定の銘柄を決めていない限り、自分で飲むにせよ、他人へ贈るにせよ、どのようなお酒が適切なのか迷ってしまう場合もあるでしょう。

【少量のお酒を組み合わせて贈答品とする】

希少かつ高級なお酒を贈答品として使うことの敷居を低くするとともに、貴店の専門性を発揮して、どのお酒が贈答品として適切なのかを顧客へ提案することにより、新たな需要を開拓できる可能性が高まります。
 そこでまず、敷居を下げることを考えてみます。一般的に酒瓶は1.8リットル、720ミリリットル、300ミリリットルといったサイズに分かれます。この中で300ミリリットルのサイズを購入することは、一番敷居が低いと言えるでしょう。
 次に、どのお酒が贈答品として適切なのかを考えてみます。貴店の専門性を活かせば、300ミリリットルの瓶に詰められたお酒のうち、どれを組み合わせれば贈答品として適切なのかが判断できると思います。
 そこで、貴店オリジナルの化粧箱を作成し、適切な贈答品になるよう、300ミリリットルの地酒を3本程度でセットにします。これにお酒の香りが引き立つ形状の専用グラスを組み合わせれば、それほど高価な贈答品とならずに提供することが可能となります。たとえば、消費者向けにはバレンタインデーや父の日のプレゼント用として、飲食店などの事業者向けにはお得意さまへの誕生日プレゼント用として、それぞれ活用を提案できるでしょう。

【補助金の活用を検討する】

その際、小規模事業者持続化補助金を使えば、オリジナルの化粧箱を作成するためのデザイン料や印刷代といった販売促進費用が補助されます。「平成29年度補正予算 小規模事業者持続化補助金」では、そのような販促費について、3分の2に相当する額が原則50万円まで補助されました。ただし、貴店は小売業ですので、補助対象者としての条件を満たすためには、事業主を除いた従業者数が5人以下である必要があります。この補助金に採択されれば、多額の販促費を使用することなく、上記の取組みが可能となりますので、活用を検討してみてください。

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