ビジネスQ&A

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経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
企業統制・リスク管理2018.10.04
Q1303. 定休日は設けるべきなのでしょうか。

 年中無休のラーメン店を営んでいますが、定休日を設けると売上が落ちるため、休むことができません。このままでよいのでしょうか。

A.

 「定休日を設けると売上が落ちる」という考え方ではなく、定休日を設けていないために、今の売上規模に落ち着いてしまっているという解釈もできます。定休日を設けて、戦略の見直しや新メニュー開発のための情報収集に当たることで、売上を拡大することも可能です。

【営業時間以外の時間の2つの側面】

1日の営業時間が長く、営業日数が多いことは、当然ながら、顧客が入店できる時間が長く、その日数が多いことを意味します。そして、これらを掛け合わせると、年間の営業時間が算出されます。
 この年間の営業時間以外の時間が、「営業していない時間」ということになりますが、この時間帯には(1)マイナスの状態をプラスマイナスゼロの状態にする側面と、(2)プラスマイナスゼロの状態をプラスの状態にする側面があります。

【営業時間以外の時間でマイナスの状態をプラスマイナスゼロの状態にする】

一般的に、労働をすると疲労を覚えます。その疲労が積み重なると事故の原因となったり、細かなミスが発生したりします。そこで、休息によって労働で生じた疲労をとることが必要となります。
 また、営業時間内に顧客が店舗を利用すれば、店舗は汚れます。その結果、汚れた店舗の清掃や、場合によっては修理が必要かもしれません。営業時間以外の時間を使って清掃や修理といったメンテナンスを行い、マイナスの状態をプラスマイナスゼロの状態にします。

【営業時間以外の時間でプラスマイナスゼロの状態をプラスの状態にする】

年間の営業時間すべてにおいて経営者が店舗にいると、外部環境の変化などの情報を肌で感じることが困難になります。経営は、店舗を環境変化に対応できるよう、常に変えていく必要があります。経営者ご自身が競合店の状況を調査したり、顧客として商圏外のラーメン店や、ラーメン店以外の評判となっている飲食店を視察したりすることで、新たな経営のヒントが見つかるかもしれません。
 また、腰を据えて事業計画を策定したり、ご自身をスキルアップさせるために自己投資を行ったりすることも必要でしょう。特に、事業計画の策定といった戦略構築は、経営者でなければできない仕事です。
 中長期的な視点をもって安定的な経営を行うために、経営者は戦略を構築する必要があります。そのためには、定休日を設けてご自身がフリーになれる日を設けるか、ご自身がいなくても運営が可能な店舗の仕組みを作り、フリーになれる日を設ける必要があると考えます。後者を実現するには一定の時間がかかりますので、まずは売上を上げるためという目的をもって、定休日を設けてみてはいかがでしょうか。

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