ビジネスQ&A

ビジネスQ&A

経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
省エネ2018.02.26
Q1286. ZEB(Zero Energy Building)とは

A.

 「諸外国においてもZEBの定義は定まっていない」との認識の下、ZEBロードマップ検討委員会の検討により、わが国でのZEBの定義と評価方法が明確化されました。具体的には、省エネ基準よりも50%以上の省エネを達成した上で、エネルギーの自立の視点で、ZEB Ready、Nearly ZEBとZEBに分類されています。

第2回目は、ZEBについて、「ZEBロードマップ検討委員会(注記)とりまとめ」(平成27年12月 経済産業省 資源エネルギー庁省エネルギー対策課)と「ZEBロードマップ検討委員会におけるZEBの定義・今後の施策など」(平成27年11月19日 経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー対策課)を基に、ご説明します。

注記: ZEBロードマップ検討委員会は有識者・関係業界・関係省庁から構成され、平成27年4月9日から10月2日までの計5回、開催されました。

ZEBとは、「快適な室内環境を保ちながら、高断熱化・日射遮蔽、自然エネルギー利用、高効率設備により、できる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減されている建築物」(出典:ZEBロードマップ検討委員会におけるZEBの定義・今後の施策など)とされ、建物で消費するエネルギーを極限まで少なくし、さらにエネルギーを創る設備を持つことで、年間のエネルギー収支がゼロとなる建物のことです。

ZEBロードマップ検討委員会発足時、「国内外において、ZEBの定義に関する様々な議論や検討が行われているが、諸外国においてもZEBの定義は定まっていない」との認識の下、「各国の事情も踏まえ、ZEBの定義と評価方法(注記)」を明確化することが求められました。

注記: ZEBの評価方法

  • 設計段階、運用段階のどちらで評価するのか
  • どの設備が対象になるのか(暖冷房、照明、給湯・・・)
  • 高層・規模が大きい建築物では、厳密なZEBの実現が困難ではないか

検討の結果、わが国では、下記のとおり、定義・評価することとなりました。

  • ZEBの設計段階では、建築計画的な手法(パッシブ手法)を最大限に活用しつつ、長寿命かつ改修が困難な建築外皮を高度化した上で、設備の効率化を重ね合わせることで、省エネルギー化を図ることが重要
  • 省エネ基準よりも50%以上の省エネをZEB基準(ZEB Ready)として設定
  • 上記省エネ率については設計段階で評価する
  • 50%以上省エネ(ZEB Ready)を満たした上で、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、正味でゼロ・エネルギーを目指す
  • ただし、高層の大規模建築物等では屋上面積が限られ、エネルギーを創ることに限界があるため、評価に考慮することが必要
  • 正味で75%以上省エネを達成したものをNearly、ZEB正味で100%以上省エネを達成したものをZEBと定義
  • 100%省エネ、75%省エネの判定方法は省エネ基準に従うが、その対象は、空調・給湯・換気・照明・昇降機設備とする。また、再生可能エネルギーはオンサイト(敷地内)を対象とし、ここでは売電分も考慮する。(ただし、余剰売電分に限る)

同テーマの記事を見る。3つのコンテンツから検索ができます。

    フリーワードで探す

    無料相談のお問い合わせ