ビジネスQ&A

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経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
ブログ・SNS2018.01.31
Q1285. 動画をSNS上に展開する上での留意点を教えてください。

 創業40年になる製造業を営んでいます。以前は下請け業務がほとんどでしたが、自社ブランド製品の直販の割合も増えてきました。さらに認知度を高めるため、自社ブランドに関連する動画をSNS上に展開していきたいと考えています。留意点を教えてください。

A.

 動画を見るシチュエーションやSNSの特性・ターゲット層を十分に考慮することが必要です。さらに、単なる「製品」の説明ではなく、「顧客体験」を伝えるようストーリーを構築することが成功への鍵です。

【最初の一秒で目を止まらせる】

動画を見るシチュエーションは、すでに小さなスマートフォンで気軽にみるというスタイルが主流であり、この傾向はどんどん強まる傾向にあります。スマートフォンでの動画は、映画館での広告のように黙っていても最初から最後まで視聴してもらえるということは稀です。最初の一秒で目を止まらせ、次の二秒で惹きつけるといったスピード感が必要です。最初の一秒で目を止まらせることができなければ、別のコンテンツへスワイプしてしまう可能性は大きいです。

【誰に届けるか ~ターゲット~】

従来型のメディアと異なり、SNSは顧客との距離が近い点に特徴があります。良い感想が次々と共有されて思わぬヒットが誕生することがある一方、ネガティブな反応もあっという間に広がってしまうのがSNSの特性です。いわゆる「炎上」と言われる爆発的な否定的反応は、狭いグループ内で意思決定をしてしまい、ほかのグループ、特にターゲット層の視点が欠けているときに起きてしまいがちと言われています。
 商品の購入を決定するのは若い女性なのに、中年男性だけのチームで動画の構成を考えていたりしませんか。実際の顧客層に近いグループのメンバーから、忌憚のない意見を聞くようにしましょう。
 「炎上」を避けるだけなく、顧客に寄り添うことで、伝えたいメッセージをより効果的に伝えることができます。

【「モノ」+「コト(体験)」+「シェア(共有)」】

製品の機能だけが製品の価値ではありません。顧客にとって製品の価値は、「所有する価値」(モノ)から「情緒的価値」や「体験価値」(コト)、そして感じたこと・体験したことをSNS等で「共有する価値」(シェア)に移行してきていると言われています。
 「共有する価値」という観点では、情緒的価値や体験価値が「顧客満足」を超えて「顧客感動」に至った時、思わず誰かに伝えたくなると言われています。「情緒的価値」や「体験価値」はストーリーに後押しされますから、「動画」も一翼を担うことが可能です。
 「情緒的価値」という観点からは、製品を生み出した土地の自然や文化、歴史も、製品を支えるストーリーとしての価値を構成します。ある商品のPR動画では、製品のアップは一切登場せず、製品を産み出した美しい自然を映し出した動画が話題を呼びました。一方で、おじいちゃんが作った〇〇など、機能性とこだわりの製作ストーリーが話題になりヒットとなった製品もあります。
 「体験価値」という観点からは、具体的な利用シーンや、製品を使うことで顧客がどうなるかを想起させるストーリーが重要になってきます。高品質や安全性をうたう製品は数多く存在しますが、説明をするだけでなく具体的にイメージできるかがポイントです。タオルを例にとれば、「安全・高品質」を「赤ちゃんのおくるみとして使えるほど安全でやさしい」+「自分が使ってももちろん心地よい」と具体化し映像化することが考えられます。

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