ビジネスQ&A

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経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
システム2017.11.29
Q1272. フィンテック(FinTech)とは何ですか?

 ITサービス関係の事業を行っている従業員23名の企業です。今後、新たな事業について検討していきたいと思っています。中小企業にとっても、フィンテックの活用は、大きなチャンスとなる可能性があると聞きました。このフィンテックとはどのようなものか、教えてください。

A.

 フィンテックは、金融商品・サービスについて、IT技術を駆使することで、これまでにないような金融商品・サービスを提供しようとする試みです。今後、金融機関、IT企業、ベンチャー開発企業の連携が進むため、さまざまな機会が広がります。

【フィンテックとその活用】

1.フィンテックとは

 「フィンテック(Fintech)」とは、金融を意味する「ファイナンス(Finance)」と技術を意味する「テクノロジー(Technology)」の2つを合わせた造語です。これは従来、金融機関が独占的、ほぼ画一的に提供していた金融商品・サービスを、IT技術を駆使することで、革新しようとする試みです。

2.フィンテックの活用

 フィンテックの活用については、図1に示しますが、決済・送金、会計・経理、投資・資産運用、仮想通貨、その他があります。
 いずれも、サービスの対象として、個人や中小企業を考えていること、また、サービスの中には、店舗や銀行口座を介在しないものがあることがわかります。

図1 フィンテックの活用

3.仮想通貨とブロックチェーン

 フィンテックで最も期待の高い技術が、「ブロックチェーン」という取引管理の技術です。この技術により、「仮想通貨」を介在した取引が可能となります。
 ブロックチェーンは、既存の方式と比較して融通が利き、しかも圧倒的に低コストにすることができます。今後、仮想通貨による取引は、普及する可能性があります。

【フィンテックに係る動き】

1.米国での動き

 フィンテックが最も先行しているのが米国です。すでに、5年以上前から動きが始まっています。
 現状では、従来の金融機関のみならず、さまざまな起業家、ベンチャー企業、大手のIT企業などが、フィンテック分野に参入しています。そして、それぞれ提携などを行いながら、急速に拡大しています。

2.日本での動き

 日本では、2014年頃から、フィンテックという言葉が頻繁に使われるようになりました。これを受けて、行政機関(金融庁、経済産業省など)では、フィンテックに関する検討を進めています。その内容は、既存金融機関がフィンテックに取り組むための規制緩和とともに、これまで規制がなかった仮想通貨取引などに対する新たな規制などです。
 これにより考えられることは、既存の金融機関がこれまで参入できなかった事業分野に進出、IT企業の金融業務への参入が増加、さらには、金融機関とIT企業やフィンテック開発ベンチャー企業の提携などです。

【フィンテックで考えられるチャンス】

 フィンテックは今後、行政機関、金融機関、IT企業、ベンチャー企業などが、自然発生的に提携、分担し合いながら、革新的なサービスを開発していくと期待されます。そこには、中小企業のIT企業であってもチャンスがあると思います。

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