ビジネスQ&A

ビジネスQ&A

経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
省エネ2017.11.01
Q1202. PAL*(パルスター)って何?

A.

 PAL*(パルスター)とは、建物(非住宅建築物)の省エネ基準に関わる新しい外皮基準の指標のことです。平成25年基準では、国際的にも使われている1次エネルギー消費量を指標として、同一の考え方により、断熱性能に加え、設備性能を含め総合的に評価できる基準に一本化されています。

PAL*(パルスター)とは、建物(非住宅建築物)の省エネ基準に関わる新しい外皮基準の指標のことです。

昭和54年施行の省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)で建築物に関わる措置が定められ後、建物の省エネ基準は平成4年基準、平成11年基準、平成25年基準と大幅に改正されました。そして、平成27年4月1日から、非住宅建築物についての平成25年基準が完全施行されています(下図:出典は国土交通省「省エネルギー基準改正の概要」)。

省エネ基準の施行スケジュール

平成11年基準は、1. 外皮の断熱性及び個別設備の性能を別々に評価する基準となっており、建物全体で省エネ効果の高い取組を適切に評価できない、2. 基準が「事務所」、「ホテル」など建物用途ごとに設定されているため、複合建築物の省エネ性能を適切に評価できない、などの課題がありました。
 平成25年基準は、1. 住宅と建築物の省エネ基準について、国際的にも使われている1次エネルギー消費量を指標として、同一の考え方により、断熱性能に加え、設備性能を含め総合的に評価できる基準に一本化(下図:出典は国土交通省「省エネルギー基準改正の概要」)、2. その際、室用途や床面積に応じて省エネルギー性能を評価できる計算方法、などとなっています。

省エネルギー基準の改正

PAL*(パルスター)は、各階の屋内周囲空間(ペリメータゾーン)の年間熱負荷[MJ/年]をペリメータゾーンの床面積[m2]の合計で除して得た数値で、単位は[MJ/m2/年]です。そして、建物用途別に地域ごとに定められた判断基準値以下であることが求められます。

PAL*≦判断基準値

判断基準値と市区町村毎に定められた地域は、平成25年経済産業省・国土交通省告示第1号「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」に規定されています。

平成11年基準では、外皮基準の指標としてPALが規定されていましたが、PAL*はPALに対し、下記の点が変更されています。

○地域区分の変更⇒1次エネルギー消費量の計算条件(1~8地域)に統一
 ○材料の物性値の変更⇒1次エネルギー消費量の計算条件(物性値)に統一
 ○ペリメータゾーン面積の拾い方を簡略化
 ○潜熱負荷の考慮⇒PAL*の熱負荷は潜熱負荷を含めて評価
 ○室使用条件を1次エネルギー消費量の計算条件に統一

フリーワードで探す

無料相談のお問い合わせ