ビジネスQ&A

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経営者のよくあるお悩み一問一答

Q
経営ビジョン・相談2016.12.14
Q1126. Uber(ウ―バー)のビジネスとは、どのようなものですか?

 IT関係の事業をしている創業10年の企業です。現状の事業が安定してきたことから、そろそろ、新規事業を検討したいと考えています。そこで、Uberという新しいビジネスモデルがあることを知りました。参考にしたいと思いますので、どのようなものか教えてください。

A.

 Uberのビジネスモデルのポイントは、スマートフォンを活用したシェアリングエコノミーと、API(Application Programming Interface)というIT技術の活用にあります。貴社はIT関係の仕事をされているようですので、今後のビジネスを検討される際には参考になると思います。

【Uberのビジネスモデル】

 Uberのサービス(正確には「UberX」)は、ドライバーが自家用車を使って乗客を運ぶのを仲介するサービスです。タクシーに似ていますが、Uberはあくまでも仲介のみです。

図1 Uberのビジネスモデル

 詳細は図1のとおりですが、具体的には以下の手順で進みます。

1.利用者からの依頼

 利用者がUberに、スマートフォンを通じて申込と配車依頼を行います。このとき、現在位置、目的地、利用者の名前等もUberに登録されます。

2.ドライバーの選定と利用者への連絡

 Uberが、登録されたドライバーの中から現在位置等を勘案して、適切なドライバーを選定します。そして、そのドライバーに利用者の現在位置、目的地等の情報を送付します。同時に利用者には、ドライバーの名前、顔写真、車のナンバー等の情報を送付します。

3.ドライバーによる迎車と目的地までの走行

 ドライバーは、自家用車で利用客を迎えに行き、目的地まで送り届けます。なお、走行中、利用者には現在位置を表示するとともに、目的地への予想到着時間等の情報も提供します。

4.料金の支払と評価

 ドライバーが利用者を目的地まで送り届けると完了となります。利用料金は、あらかじめ登録したクレジットカードによる支払で、Uberが仲介料として20%を取り、残りがドライバーに支払われます。このとき、利用者はドライバーのサービスを5段階で評価し、それをUberに送信します。

【Uberのビジネスモデルのポイント】

 Uberのビジネスモデルのポイントは以下の2つです。どちらも今後、大きく成長する可能性があるとされています。

1.シェアリングエコノミーの活用

 Uberのビジネスモデルは、シェアリングエコノミーを活用しています。シェアリングエコノミーとは、「インターネットを通じて、個人、あるいは企業が所有する物、サービスを利用者が共有することにより成り立つ市場経済の仕組み」のことです。
 これは、所有者、利用者の双方にメリットがあります。所有者にとっては、空いた時間の活用で収入が入ることです。利用者にとっては、固定費が不要で、使用した分だけの費用、つまり低料金で利用できることです。

2.APIの活用

 Uberの配車アプリは、APIの仕組みを活用しています。APIは、「あるアプリケ―ションから、他社などの別のアプリケーションのデータや機能を呼び出す仕組み」のことです。Uberでは、他社の地図機能、通話・SNS機能、決済機能をAPIでつなげています。これにより、サービスを簡単、早急に立ち上げることができました。

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