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Q1100. 補助金申請書の書き方の留意点やポイントは何ですか?
 研究開発型の製造業を営んでおります。今回、初めて補助金の申請を考えております。一般的にどのような点に留意すべきでしょうか?また、記載のポイントは何でしょうか?

 補助金活用戦略を立案した上で、申請ストーリーテリングを明確にすることがポイントとなります。貴社は「研究開発型」ですから、技術動向を分析し、他社との技術上の相違点を明確にすることや補助事業のタイトル等の表記にご留意ください。

Q11002016年9月15日

テーマ:資金調達

【補助金活用戦略立案】

 補助金には国・都道府県・市区町村レベル、各種団体の補助金等があります。補助金活用に関しては、「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」(以下、「適正化法」)に留意する必要があります。

 申請予定の補助事業について、同一内容で他の国等が助成する他の制度(補助金、委託費等)と重複する場合、原則として、重複して採択されることはありません。重複する場合、「適正化法」によって罰せられることがあり、企業の信頼等が一瞬にして消失することになります。

 そのため、補助金活用戦略を立案しておく必要があります。SWOT分析、PEST分析(Politics、Economics、Society、Technology)等を実施して、いつ、どの事業について、どのような補助金制度を活用するのかを明確にしましょう。

 「適正化法」遵守のほか、補助金交付決定日以降の経費が対象となること、補助金は「後払い」、区分経理を行うことなども留意すべきです。

【申請書記載のポイント】

 「補助金活用戦略」にもとづき、現状・課題→解決方針→解決策の流れを明確にし、今回の補助事業を確定します。

 たとえば、「IoTを活用した新たな機械の試作・開発」を申請補助事業とします(なお、「多能工化に向けた人事育成プログラムの開発・試験的実施」については、別途助成金を活用)。

図1 申請ストーリーテリング(例)

 貴社の場合、「現状・課題」において、技術の現状と今後の動向を分析することが不可欠です。「特許情報プラットフォーム」を活用した先行技術調査や「技術分野別特許マップ」での調査が必要となります。

 また、「解決方針」において、KGI(Key Goal Indicator)を明確にすることが求められます。KGIは、たとえば、「5年後に生産性を2%以上とする」のように、いつ、どの指標が、どのレベルまで到達したら目標達成(Goal)とみなすのかを定義づけしたものです。その進捗を把握するためにKPI(Key Performance Indicator)を設定することも必要でしょう。

 上記の「申請ストーリーテリング」は、申請書の整合性を確保する観点から重要です。

 また、申請書の作成では、ロジカルライティグを心掛けることも大切です。「三段論法」や「演繹法」などを活用すると良いでしょう。

 基本的な書き方として、資料出所の明記、同種同様製品等との相違点の明確化、収支計画では売上高の根拠を示すこと及びその達成のための具体的活動を示すこと等に留意すべきです。

 また、補助事業のタイトル等に留意することも必要です。固有名詞、「世界一○○」や「従来にない○○」等の表記に根拠がない場合(十分に調査できない場合を含む)は使用を避けましょう。また、補助事業のタイトル名で、貴社が開発する技術領域が明確となる場合、たとえば、「銅板を薄く伸ばす圧延工程におけるIoTを活用した加工機械の開発」等とする場合、貴社の開発計画が競合他社に知られてしまうことになりますのでご留意ください。

回答者中小企業診断士 山北 浩史

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