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Q1084.情報通信や金融システムを中心に第3次ブームの人工知能は、今後どのような活用が可能ですか?
商店街の中にある従業員5人の商店を経営しています。観光客が増えたこともあり、活況な状況が続いていますが、時期による変動も大きく、売れ行きの予測に苦慮しています。ここ最近、人工知能という言葉をよく聞くのですが、小売店でも利用できるのでしょうか?

人口知能(以下、AIとする。)の活用については、商品開発、製造、物流、販売、サービスといったあらゆる業務での活用が広がっていくと考えられます。特にA.Iの要素技術である機械学習、データマイニングといった技術の進展は、コンピュータ自らが経験からルールや知識を学習し、賢くなることで、人間の認知や判断が必要な業務においてA.Iが取って代わっていくと考えられます。

Q10842016年3月23日

テーマ:製品・技術開発

 小売店のA.Iの活用の可能性を考える前に、まずはA.Iについて説明していきます。


1.A.Iの技術の進展

(1)A.Iの要素技術

 A.Iとは、一般的には機械が人間のように知覚や知性を持ち、自律的に判断することをいいますが、それを支える技術として、「機械学習」や「データマイニング」といったものがあります。「機械学習」とは機械自体が経験からルールや知識を学習して、賢くなることを指し、「データマイニング」とは、今まで知られていなかった意味のある情報をデータから抽出する技術のことを指します。


 これらを正しく機能させるためにはビッグデータと呼ばれるリアルタイム性の高い全量データが必要で、さらにその膨大なデータを瞬時に分析処理できるような高性能なコンピュータ(機械)も必要とされます。A.Iは、このように要素技術と情報テクノロジーの発展を背景に進展してきています。


(2)A.Iの適用業務

 A.Iは、過去のデータの蓄積とその分析をもとにしているため、得意な分野としては、情報処理や分析的業務と考えられます。人間が機械に一定数の事例を教え、その後は機械学習に判断させれば、これまで、膨大な時間がかかっていた情報処理などは劇的に少ない時間で済むことになるでしょう。また、その最中も機械学習が進み、精度はますますあがっていくことでしょう。


 次に、小売業でのA.Iの活用の可能性について、説明していきます。


2.小売業でのA.Iの活用の可能性

 仕入れ面では、顧客ニーズや需要予測などでの活用が想定できます。販売データや顧客属性の登録のあるポイントカード、またはSNSなどの言語データを分析することで、顧客別のニーズや行動など、リアルタイムな把握が可能になります。これにより、機会損失や廃棄ロスが低減されるでしょう。また、外部データと連携すれば、訪日外国人の特殊なニーズについても事前の対策をとることが期待できます。


 販売面では、レジ業務や機械による電話注文対応など、定常的な業務での活用が考えられます。定常的な業務は、A.Iに任せ、人間は複雑な判断が必要とされる業務や例外対応のみに集中させることが可能となるでしょう。A.Iは今後、労働力不足を解消するための重要な手段にもなってくると考えられます。


3.その他の産業分野での活用

 経済産業政策局の調査によると、A.Iは以下のような産業分野での活用もはじまっています。


表1  A.I・ビッグデータによる新たな価値の創造

表1  A.I・ビッグデータによる新たな価値の創造

回答者中小企業診断士 山口 浩司

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