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Q1044.コンビニエンスストア業界全体の動向について教えてください。
神奈川県で大手コンビニチェーンのフランチャイズ店舗を経営しています。売上も好調なことから2店舗目の出店を考えています。コンビニエンスストア業界全体の動きを把握してから判断したいと思っていますが、業界の動向について教えてください。

コンビニエンスストア業界の市場規模は、短期的には拡大傾向、長期的には縮小傾向にあります。市場動向については、顧客ニーズの多様化に合わせた新商品・サービスの開発、店舗数増加による社会インフラとしての役割が求められています。近年、人材不足が深刻化しており、多様な人材活用への取組みが課題となっています。

Q10442015年11月24日

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コンビニエンスストア業界全体の動向ということで、経済産業省が発表している「商業動態統計」の記載内容を中心に、各種統計資料などからの情報を前提に全体の感じがわかるように解説していきます。

【市場規模について】

平成20年に約7.6兆円だったコンビニエンスストアの販売額が、平成26年には10兆円を超える規模にまで成長し、スーパーマーケットの販売額(13.3兆円)に次ぐ規模になっています。

コンビニエンスストアは、これまでフランチャイズによる大量出店、高い商品開発力を強みに小売りの他業態(スーパーマーケット、ファストフードなど)から顧客層を取り込むことで、小売業の主要3業態(コンビニエンスストア・百貨店・スーパーマーケット)のうち近年最も大きく成長しています。

今後も多様化する顧客ニーズに対応することで、しばらくは拡大基調が見込まれます。
 ただし、日本国内の人口および小売業全体の市場規模は縮小傾向であること、小売りの他業態との競合激化により長期的には日本国内の市場は縮小していくと考えられます。

表1 小売業の主要3業態および小売業全体の販売額

(単位:兆円)

表1 小売業の主要3業態および小売業全体の販売額

出典:経済産業省 商業動態統計調査

【市場の動向について】

1.多様化する顧客ニーズ

少子高齢化による65歳以上の高齢者の増加、平均世帯人員の減少や働く女性の増加といった日本人のライフスタイルや価値観に変化が生じています。

このような顧客ニーズの多様化に対して、コンビニエンスストア各社では商品宅配サービスの提供、カウンターコーヒー・イートインの拡充、PB商品開発強化といった新商品・サービス開発の強化を進めています。
 今後は、外国人旅行者増加といったインバウンド需要への取り組み強化も進んでいくと思われます。

2.コンビニエンスストアの社会インフラ化

平成27年に店舗数が5.3万店を超え、ガソリンスタンド(3.4万店)や郵便局(2.4万店)よりも多く、コンビニエンスストアがこれら主要サービス提供主体拠点と同等以上に、より身近な存在となっています。
 提供するサービスも、「銀行ATM」、「公共料金支払」、「宅配便受付・預かり」など多岐にわたっています。

2011年の東日本大震災をきっかけにコンビニエンスストアが、店舗内の物資提供を行う「物資調達支援協定」を自治体と締結するなど、今後も地域のライフラインとしての役割が求められています。

3.人材不足への対応

平成25年 労働力調査年報(総務省統計局)によれば、2007年をピークに日本国内の15~64歳の労働力人口は減少傾向が続いており、コンビニエンスストアにおいても同様に人材確保が難しくなっています。

加盟店アンケートの結果においても、人材不足によって何らかの形で運営に支障を感じている店舗は90%にのぼっています。
 現状は多様な人材(高齢者・障がい者・外国人)の活用が十分に進んでおらず、人材不足を補うためにも、働く環境の整備や取り組みを強化することが求められています。

表2 従業員(パート・アルバイト含む)の過不足感

(単位:%)

表2 従業員(パート・アルバイト含む)の過不足感

出典:経済産業省 コンビニエンスストアの経済・社会的役割研究会

コンビニ業界についての全体像を把握できるよう、論点を絞って説明しました。さらに詳しいことを知りたい場合は以下のサイトを参考にしてください。

回答者特定非営利活動法人経済活動支援チーム

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