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Q1043.スーパーマーケットの業界全体の動向について教えてください。
都内で5店舗のスーパーマーケットを経営しています。現在、既存店舗の整理統合と新規出店を考えています。そこでスーパーマーケット業界全体の動きを把握してから、それを判断したいと思いますので、業界の動向について教えてください。

市場規模については短期的には緩やかな拡大傾向、長期的には縮小傾向にあります。市場動向については、来店客数の減少に歯止めがかからない一方で、内食志向の高まりによる生鮮食料品の売上増加が主な動向です。品質重視を求める顧客ニーズの高まりに合った商品開発、店舗開発への取組みが求められています。

Q10432015年11月24日

テーマ:

スーパーマーケット業界全体の動向ということで、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会が発表している「スーパーマーケット白書2015」の記載内容を中心に、各種統計資料などからの情報を前提に全体の感じがわかるように解説していきます。

【市場規模について】

平成20年に約12.6兆円だったスーパーマーケットの販売額は、平成26年には13.3兆円とほぼ横ばいで推移し、小売業の主要3業態(スーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店)のなかでは依然として最も規模の大きな業態を維持しています。
 近年は節約志向による内食化の高まりで生鮮食料品の販売額が大きく増加していることから、今後も緩やかな拡大基調が見込まれます。

ただし、日本国内の人口および小売業全体の市場規模は縮小傾向であること、また、小売りの他業態との競合激化により長期的には日本国内の市場は縮小していくと考えられます。

表1 小売業の主要3業態、及び小売業全体の販売額

(単位:兆円)

表1 小売業の主要3業態、及び小売業全体の販売額

出典:経済産業省 商業動態統計調査

【市場の動向について】

1.来店客数の減少

スーパーの来店客数は減少傾向となっており、来客数DI(来店客数の前年からの変化率)はここ数年マイナスの状態が続いています。
 来店客数の要因を大きく分けると、人口減少による顧客数の減少と、他業態(コンビニエンスストア、ドラッグストア、ネット通販)との競争激化による顧客離れと推測されます。

後者については、品質重視を訴求した企業の業績は維持していることから、今後も小売各社の業績は二極化が進むと考えられます。

2.好調な生鮮食料品

スーパーマーケットの年間売上高に占める生鮮食料品(青果、水産、畜産)の割合は、平成23年に36.9%だったものが平成26年には年間売上高の40.7%まで割合を増やしています。

内食志向の高まりで、家庭での調理のために食料品、生鮮食料品の購入意向は強まっていると考えられます。生鮮食料品については他の食料品に比べ、単価や購買量を抑制させる意識は小さく、家庭での内食志向を受けて生鮮食料品の購買意向はさらに強まることが考えられます。

表2 スーパーマーケットの売上高構成比の推移

(単位:%)

表2 スーパーマーケットの売上高構成比の推移

出典:一般社団法人新日本スーパーマーケット協会 スーパーマーケット白書2015

3.価格志向戦略からの脱却

日常的な食品を扱うスーパーマーケットの価格志向戦略に対して、品質重視による高付加価値戦略の傾向が強まっています。
 スーパーマーケット白書2015の顧客アンケートでは、自宅からわざわざ遠い店まで、日常的食品を買いに出かける消費者は約4割にも達しています。この消費者の傾向として、価格より品質を重視する人が多く、スーパーマーケットは品質重視の戦略を行うことで、顧客単価増加と集客向上による売上増加が期待されています。

スーパーマーケットの業界についての全体像を把握できるよう、論点を絞って説明しました。さらに詳しいことを知りたい場合は以下のサイトを参考にしてください。

回答者特定非営利活動法人経済活動支援チーム

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