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Q1036.和室、大浴場のみの旅館でも、外国人旅行者の受入れは可能ですか?
地方で小規模な旅館を経営しています。周辺の観光スポットでは少しずつ外国人観光客の姿が見られるようになりましたが、当館は全室和室で、浴室は大浴場のみです。このような宿泊施設では、やはり外国人のお客様に利用してもらうのは難しいでしょうか。また、受け入れるとしても、大浴場の使い方が分からないなど文化の違いがあると聞きましたが、日本人のお客様に迷惑をかけることがないか心配です。

和室や伝統的な建築様式も外国人を惹きつける有力な観光資源の1つと考えられ、浴室設備が大浴場のみの宿泊施設でも、設備の状況を予め旅行者に情報提供していれば、問題ありません。大浴場の使い方等、日本独特の習慣は、外国語の案内を用意して対応します。

Q10362015年10月21日

テーマ:営業

【旅館・和室タイプの客室】

旅館の伝統的な和室の客室は、西洋式のホテルの客室とは異なり、外国人旅行者には馴染みがないものですが、日本らしい空間に滞在する「異文化体験」の一つととらえ、あえて旅館の和室を希望する外国人観光客も少なくありません。
 実際に旅館に宿泊した外国人へのアンケート調査でも、表1の通り、和室や日本の伝統的な建築様式を家族や知人に勧めたいという回答の割合が、「日本料理」や「温泉」よりも高く、旅館ならではの客室や伝統的な建築・内装も外国人旅行者を惹きつける有力な観光資源の1つと考えられます。

表1 旅館に宿泊した外国人旅行者へのアンケート

【浴室やトイレが共用となる客室】

大浴場や温泉等の共同浴場に抵抗がある外国人もいますが、逆に、日本ならではの文化体験として、共同浴場を楽しんで利用する外国人も少なくありません。
 また、海外でも浴室やトイレが共用となる宿泊施設が存在しますので、予め、ホームページや旅行会社に提供する施設情報において、浴室やトイレが共用となる旨を明記し、それに見合った価格で提供すれば、外国人旅行者への販売も問題はありません。外国人旅行者が多く利用する大手の旅行予約サイトでも、このようなタイプの宿泊施設の販売を前提として、客室の設備や施設のランク付けをサイトに掲載し、旅行者のニーズと要望に応じて宿泊施設を選択できるような機能を設けて販売しています。日本国内で外国人旅行者が多く訪れる地域を中心に、浴室やトイレが共用の旅館や民宿にも既に多くの外国人旅行者が宿泊しており、インターネット上に掲載されている宿泊者の評価や口コミ投稿からは、滞在に満足している様子もうかがえます。

【文化の違い】

特に外国旅行に慣れていない旅行者は、悪気はなくても、自国と外国でのマナーや慣習の違いに気づいていないことがあり、かつて日本人でも、旅館にしか泊まったことがない人が初めて海外旅行に出かけ、西洋式のホテルのロビーを寝間着で歩いてしまったという失敗談がありました。大浴場の使い方や和室では靴を脱ぐといった日本独特の習慣は、施設を利用する外国人旅行者には、予め使い方を説明する必要があります。
 団体の場合には、予約時と到着時に、旅行会社の担当者や同行の添乗員などに大浴場の使用方法など館内でのマナーは、必ずお客様へ周知してもらうように念押しをします。
 個人旅行で来館するお客様の場合には、大浴場や客室の使用方法、館内の案内を外国語(最低限英語のみで可)で作成し、チェックイン時にお渡しします。外国語の案内に必要な例文や単語集は、日本政府観光局(JNTO)のホームページでも提供されています。
 大浴場の案内は、脱衣場だけではなく客室にも置くか、チェックイン時にお渡しすることをお勧めします。そのほうが、大浴場に来る前に落ち着いて、大浴場の使い方や、タオルなど客室から持参するもの等を確認することができます。

外国人に限りませんが、団体の場合は仲間内で話に夢中になったり、集団心理も働き、周囲の他のお客様への気配りやマナーを尊重する気持ちが薄れがちです。他のお客様へ迷惑がかかる場合は、臆せず、マナーを守っていただくようにお願いをし、来館するお客様皆が気持ちよく過ごせるように配慮を促します。

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