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Q0985.飲食店でイスラム圏のお客様に対応する際の注意点を教えてください。
都内で飲食店を営んでいます。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、海外から来るお客様を積極的に取り込んでいきたいと思っています。その中でも、イスラム圏のお客様には食事の制限があると聞きました。食事を提供する際の注意点を教えてください。

イスラム圏のお客様には、宗教上「食べられるもの」と「食べられないもの」があります。「食べられるもの」は、「ハラール」の規則に沿ったもののみなので、食材調達や調理に細心の注意を払うことが必要です。また、提供時には詳細な説明を心がけてください。

Q09852016年3月22日

テーマ:観光客向けサービス

【ハラールの必要性が高まった背景】

 これまでの海外からのお客様は、アメリカやヨーロッパ、近隣の韓国、台湾、中国などの方が中心でした。しかし最近では、東南アジアから来る観光客のビザの緩和や、LCC(格安航空会社)の登場などによって、イスラム圏のお客様が増加しています。イスラム圏のお客様は、宗教上の理由から日常生活の中でさまざまな制限があります。
 今後、オリンピック・パラリンピックに向けて海外からのお客様が増加することが考えられますので、イスラム圏のお客様への個別対応も考えていく必要があります。


【ハラールの注意点】

 イスラム圏のお客様を受け入れる際に、必ず理解しておかなければいけないのが「ハラール」と呼ばれるイスラム教徒の生活の規則です。「ハラール」は食事、信仰、結婚、金融など生活に関する規則のことを指します。
 「ハラール」の規則上、日本に来たイスラム圏のお客様が一番困るのは食事です。イスラム圏のお客様は、「ハラール」の規則に沿った食事しか口にすることができません。飲食店は、イスラム圏のお客様が「食べられるもの」と「食べられないもの」を理解し、「ハラール」の規則に沿った食事を提供する必要があります。
 「ハラール」の規則上食べられるものの代表例としては、「イスラム教の規則にのっとって処理された牛肉、羊肉、鶏肉」のほかに、「野菜」「果物」「穀物」「ミルク」「魚(うろこのあるもの)」「海老」などが挙げられます。
 また、逆に食べられないものの代表例は、「豚肉や豚肉由来の成分を含む調味料」「アルコールやアルコール成分を含む調味料」「イスラム教の規則にのっとって処理されていない肉」「動物の血液、血抜きされていない肉」などです。
 食材や調味料については、イスラム圏の方が食べられるもののみを使用しましょう。また、調理の際には次の点にもご注意ください。


  1. 調理器具や食器は、通常使うものとは別の物を使用する
  2. とんかつなど、豚を使った料理で使用した油で食材を揚げない
  3. 醤油、味噌、調味料は豚肉由来やアルコールが入っていないものを使用する
  4. ダシを取る際も、豚肉やアルコールを使用しない
  5. 肉はハラールフード(イスラム教の規則にのっとって処理されたもの)を使用する などです。

 また、「ハラール」の規則に沿った料理を提供する場合でも、食材や調理方法を明らかにしないとイスラム圏のお客様に敬遠されてしまいます。お客様に安心して食べてもらうためには、どのような食材を使用しているのか、どのような調理を行ったかなどを丁寧に説明することも重要です。さらには必要に応じて、イスラム圏の公用語であるアラビア語で専用のメニュー表を作成するなどして、対応していきましょう。


表1 ハラル(ハラール)の基礎知識:抜粋(一般社団法人ハラル・ジャパン協会による)

表1 ハラル(ハラール)の基礎知識:抜粋(一般社団法人ハラル・ジャパン協会による)

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