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Q0983.酒蔵見学などの観光施設が外国人観光客を誘致する方法を教えてください。
日本酒の酒蔵で観光客向けに見学コースを設けています。海外での日本酒の関心も高まっているため、将来の輸出拡大も視野に、外国人旅行者を酒蔵見学に集客したいと考えています。どうしたら集客できるでしょうか?

外国人旅行者を観光施設に効果的に誘致するには、訪問者となりうる外国人に施設の存在と魅力を知ってもらうためのアプローチと、現場での満足度を高めるための施策の双方を段階的に実施します。

Q09832016年3月18日

テーマ:観光客向けサービス

訪日外国人旅行者に限らず、観光客が観光地や観光施設を訪問するまでの消費行動としては一般的に次のような過程をたどります。

  1. さまざまな情報源から観光地や観光施設の存在を認知
  2. 情報収集や比較をして、訪問すべきかどうかを検討
  3. 訪問を決定して旅行の予約・手配

この過程において、将来の訪問者となり得る外国人に施設の存在と魅力を知ってもらうための効果的なアプローチと、訪問時に満足してもらうための施策双方を段階的に実施します。

【外国人観光客の誘致方法】

1.販促ツールの多言語化

外国語ホームページの用意や、事前予約が必要な場合はネット予約システムやメール等外国語での予約手段も用意します。
 ホームページには、酒蔵であれば基本情報のほか、見学できる施設・設備(酒蔵、製造工程など)、外国語での案内の有無と種類(スタッフの説明、表示板、説明資料等)、試飲できるお酒の量・種類・価格、見学所要時間、営業時間・曜日、予約の必要性と手段など、サービスの内容と訪問に必要な手続きを画像や箇条書きなどを使いながらわかりやすく記載します。

2.現場の対応力向上

完璧な外国語対応は難しくても、少なくとも簡単な説明資料を用意します。せっかく外国人が訪問しても、案内が日本語だけしかなく展示の意味がよく理解できなければ満足できずに帰路に着く結果となってしまいます。
 持ち帰りできる説明資料は、外国人が帰国してからも日本酒を楽しんだり、周りの人に施設の紹介をする際に有効なツールとなります。

3.販売促進、PR活動

外国語のホームページと現場での外国語対応の準備ができた上で、将来の訪日外国人旅行者に施設の存在を知ってもらうためのPRや営業、販促活動を主に以下のようなルートを通じて行います。

  1. 訪日外国人の旅行を扱う旅行会社
  2. 地域の観光協会・自治体の観光課が運営する外国語版観光情報サイトへの情報掲載
  3. 民間の外国語版旅行情報サイト、ブログ運営者

誘致のポイントは、既述のi~iiiの3つを段階的にすべて行うことです。施設を紹介する外国語のホームページがないのに旅行会社や情報サイトにアプローチをしても十分に魅力が伝わらず、「顧客に紹介する」「ツアー/取材の企画をする」といった次のアクションに結びつかず十分な成果が得られません。

また、施設を訪問した外国人が友人や知人への紹介やSNSへの口コミ投稿をしたくても、外国語のサイトがなくては訪問に必要な情報が伝わりません。

もちろん、現場での外国語対応が十分でなく満足してもらえなければ、仮に販売促進やPRにより一時的に外国人旅行者の訪問が増えたとしても、そこから口コミによる継続的な外国人顧客層の拡大には至りません。

日本人にもあまり知られていない観光スポットが旅行情報サイトのユーザー人気ランキングの上位に選出され、外国人の間で人気となっている例がありますが、このような観光施設では、外国人旅行者の目線で、訪問の動機付けとなる魅力や訪問に必要な情報が外国語サイトにわかりやすく記されています。

外国人にとって非常に魅力的な観光施設は、現場での最低限の対応力と外国語ホームページでの案内が充実していれば、販促やPR活動をそれほど行わなくとも、訪日外国人市場の国内有数の観光スポットとなり得る可能性があるのです。

【外国人観光客誘致の留意点】

外国旅行は行きたいと思ってもすぐに出発できるわけではありません。1年や半年以上前から計画して訪日する旅行者もいます。日本酒の試飲会などの取組みは、不定期で直前になって告知しても外国人集客の可能性は限定的です。月に1~2回など頻度は低くても、定期的に継続して開催し、開催予定日を自社のサイトなどで早い時期から告知することで、それに合わせて旅行の計画をたてる旅行者も出るなどして、集客の可能性が高まります。

ポイントをまとめると次のとおりとなります。

表1 訪日外国人観光客対応のポイント

表1 訪日外国人観光客対応のポイント

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