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Q0970.設備の故障を防止する管理方法を教えてください。
地方で農産物の加工を手がけている会社です。年に数回、設備が故障してそのたびに加工が止まってしまい、得意先に迷惑をかけております。設備の故障を防ぐには、どのような管理を行っていけば良いでしょうか。

生産工程の中で、どこかの工程で故障が発生すると、修理されるまでの間、生産が停止してしまうこととなります。設備が故障した際に、なぜ故障したのか、その原因をしっかりとつかんで、再び同じ原因で止まることのないよう、徹底的な調査が必要となります。

Q09702016年2月19日

テーマ:製造・設備

【事後保全と設備保全】

1.事後保全

事後保全とは設備や機械の故障発見後に、当初の要求機能が発揮できる状態に修復させる保全方法です。文字どおり、故障などの問題が発生した後(事後)に、修理(保全)を行うといったイメージです。この事後保全は、設備保全の方法として、もっとも古くから行われた保全方法の一つだと言われています。
 事後保全の問題点としては、以下の点があげられます。

  • 事故が突然発生した後の対処となり、リスクが大きいです。
  • 設備、機械の停止期間が長くなります。
  • 不意に多額の費用が発生します。

2.予防保全

設備が故障する前に不具合を見つけて復元を行うことが「予防保全」です。 作業としては、次の3つに分けられます。

  • 劣化を防ぐ活動
  • 劣化を測る活動
  • 劣化を復元する活動

以上の作業は、非常に重要です。設備が故障した後に対処する「事後保全」では、故障による被害が大きく、復元時の安全衛生上の問題も大きく、また突発的なケースに復元要因・予備品の調達・作業者のアイドル時間の発生など、さまざまな被害を防止することができなくなります。

このような事後保全と比べて予防保全は、軽い異常の時に復元作業を計画的に行うことができるため、ロスが減少されます。予防保全では、維持費がかかりすぎるケースにのみ事後保全が有効となります。予防保全を行うためには、過去の故障履歴が必須です。類似設備の故障状態から異常原因を推定したり、点検のタイミングを設定したりします。このようなことを精度良く進めることによって、あらゆる作業が計画化でき、突発的故障によるロスをなくすことが可能となるのです。

【予防保全の主な内容】

  • 日常点検(主に製造が担当します)
  • 定期保全(製造または保全部門が担当します)
  • 予知保全(主に保全部門が担当します)

【予防保全のメリット】

  • 突発事故を減らせます
  • 設備の停止時間を最短にできます
  • 品質の安定化が図れます
  • 保全費用が平準化されます
  • 設備の延命が図れます

3.自社で故障を完結する

故障のたびに機械メーカーの力を借りたり、すべての点検を他社にお願いすることなどは、緊急事態に遭遇したときなど、対処できないケースが出てきます。自分たちが扱う設備や機械は、自分たちで直すことが基本です。そこで、以下を参考にしてください。

保全 設備を完全な状態で維持することです。そのために日頃から大切に取り扱い、十分な手入れを怠らないことです。予防保全が原則です。予防保全では維持費のかかるものは事後保全を行います。
修繕 設備が故障したときに、単に部品を交換したり応急処置をするに留まることです。真の原因に対処していないためまた故障することとなります。
修理 故障や異常発生時に、その起きた箇所を単に直すだけでなく真の原因をつかんで二度と同じトラブルが起きないようにすることです。修理はできる限り自社で行う体制を作る必要があります。自社内で対応できない場合は、設備メーカーでの即応体制が必要となります。

回答者中小企業診断士 高橋 順一

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