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Q0967.部品提供から製品化までの流れを改善する方法を教えてください。
産業用機械を製造しています。最近アイテムが増加するにつれて部品提供の遅れ、製造の間違い、納期遅れなどが発生しています。効率的でスムーズな管理方法についてアドバイスをお願いします。

倉庫からの部品提供から製品化までの流れをスムーズにすることは、生産管理の重要なポイントとなります。現場のどこかで仕掛品が停滞し、スムーズな製造の流れが確保できないことは、取引先に多大な迷惑をかけることとなります。そのためには、現品管理と余力管理が重要なカギとなります。

Q09672016年2月19日

テーマ:製造・設備

【現品管理】

1.現品管理でモノの流れを整える

現品(部品、原材料、仕掛品)の保管場所と数量を常に把握し、その保管や運搬を的確に実施することにより、所定の数量の現品をスムーズに生産現場に運搬することが、現品管理です。

現品管理を行うためには「何が、どこに、どれくらい」存在するのかを常に明確にすることが必要です。部品や原材料については、倉庫から生産ラインに提供するため、構内物流の仕組みを導入することが必要です。

仕掛品は、工程から工程に移動し、その外見も変化します。そのため、仕掛品カードのようなツールを作成し、その名称や数量が容易に識別できるようにする必要があります。

このような現品管理を行うことによって進度管理が可能となり、過剰な仕掛品の防止や、生産数量を確保することによる納期遅れ防止ができるようになります。現品管理の代表的な手法は、実地棚卸です。

2.情報とモノの同期

原品管理は奥が深く、単に「モノ」としての物理的管理では不十分となります。よく「在庫が合わない」という言葉を耳にしますが、これは台帳や在庫システムに登録されている在庫と現品が合わない時に言われます。たとえば、数量が違ったり、違う品番の在庫が存在したり、良品・不良品などの状態が違ったりします。

数量違いはカウントミスもあれば、入力ミスもあります。在庫の引き落としが遅れることによる時間的差異もあります。台帳やシステムにある情報とモノは、一致させなければなりません。

3.現品管理に関する問題点と対策

現場で良く発生する現品管理に関する問題点と対策について、3つの管理項目で以下に説明します。

管理項目 問題点 対策
保管・停滞
  1. 品番・品名違い
  2. 数量間違い
  3. 保管中の劣化・損傷
  4. 不良品の混入
  5. 入出庫記帳ミス
  6. 長期間停滞
  1. 品番・品名の識別表示
  2. 数量は2回確認
  3. 保管基準の作成
  4. 不良品の識別表示
  5. 入出庫台帳の整備
  6. 長期保管品の表示
運搬・移動
  1. 運搬中の損傷
  2. 荷姿・容器の不備
  3. 移動先の間違い
  4. 類似品混入
  1. 運搬方法と器具の標準化
  2. 荷姿・容器の標準化
  3. 移動伝票の使用
  4. 類似品の識別表示
作業者
  1. 現品取り扱い意識の不足
  2. 現品取り扱い責任が曖昧
  1. 目で見て理解できる取り扱いの教育指導
  2. 現品取り扱い責任者の表示

【余力管理】

1.余力管理による能力と付加の調整

能力(生産能力)と負荷(仕事量)との差が余力です。余力をゼロに近づけることが、余力管理です。次のような点に注意して、余力管理を行います。

  • 余力調整は、職場や個人レベルで進捗状況に合わせて実施します。
  • 能力変動要因には、作業者の休暇、遅刻、早退、作業者の減少、機械の故障などがあります。
  • 仕事量変動要因には、飛び込み注文、キャンセル、納期変更、数量変更などがあります。
  • 能力不足の対応としては、外注工場の活用、他部門からの応援、納期調整、社員の残業、パート採用、派遣社員の活用などがあります。
  • 仕事量不足の対策としては、見込生産の実施、他部門への応援、外注作業の内製化、改善活動の実施、社員教育訓練の実施、有給休暇の取得促進などがあります。
  • 余力管理を成功させるために重要なことは、生産現場での多能工化の計画的推進です。

以上、現品管理と余力管理について説明しました。

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