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Q0940.バランスト・スコアカード戦略マップについて教えてください。
道路工事を手がけています。目標の設定と共有のためにバランスト・スコアカードを導入しました。しかし、重要業績評価指標(KPI)がバラバラに設定され、効果が感じられません。バランスト・スコアカードには、戦略マップというものがあると聞きましたが、それはどのようなものですか?

バランスト・スコアカード(BSC)戦略マップは、戦略目標間の因果関係を示す図表です。ある一つの戦略目標を達成するために、他のどの戦略目標が寄与するかを示すことで、戦略の全体像を捉えることができます。

Q09402016年2月19日

テーマ:経営ビジョン・相談

初期のバランスト・スコアカードは、「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の4つの切り口から重要業績評価指標(KPI)を定めるものでした。これだと、数多く設定されたKPI間の関係がわからず、単なるKPIの羅列にすぎないという批判がありました。BSC戦略マップは、戦略目標間の因果関係を示す図表で、これによって経営戦略の全体像を捉えることができます。
 以下に、BSC戦略マップの例を示します。

図1 BSC戦略マップの例

図1 BSC戦略マップの例

企業活動は、まず財務の視点から評価されることになりますが、その先行指標として、顧客の視点があります。顧客満足の向上が、やがては財務指標に反映されると考えられるからです。さらに、業務プロセス、学習と成長の視点の順に先行指標があります。逆に言えば、学習と成長、内部業務プロセス、顧客、財務の視点の順に、戦略目標が達成されていくことになります。

戦略マップは、任意の粒度(細かさ)で作成できますが、あまり詳細化するとわかりづらくなります。また、戦略目標設定が総花的になり、メリハリがなくなりますので、適切な粗さに留めるのがコツです。

例示したBSCは事業全体に関するものですが、これを部門や個人レベルで作成することも可能です。その場合には、部門であれば事業全体の、個人であれば部全体の戦略と整合させるように留意してください。

なお、BSCのカタカナ表記をバランス・スコアカードとする向きもありますが、本Q&Aでは、原語であるbalancedの発音に沿ってバランスト・スコアカードとしました。balancedには「均衡のとれた」という意味だけでなく「あらゆる点を考慮した」という意味があります。典型的には財務指標に加えて3つの先行指標を含む4つの観点から「あらゆる点を考慮した評価表」がBSCだと言えます。

回答者中小企業診断士・通訳案内士(英語) 中津山 恒

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