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Q0933.人材育成のための5S活動の進め方を教えてください。
社員数30名ほどの会社です。5S活動を通じて、社員が変わったということを聞きますが、実際に5S活動を進めるにあたり、社員をどのように巻き込んでいけばよいのでしょうか。その考え方も含めて、進め方を教えてください。

5S活動のゴール=将来のあるべき組織の姿を明確にし、共有する。そして、社員全員参加を徹底して、全社一丸となって進めることで、活性化された職場をつくり、自律型人材が育成されていきます。

Q09332014年1月21日

テーマ:教育・能力アップ

【職場に元気化をもたらす5S活動とは】

5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つのSをさし、5S活動とはモノを整理し、それを整え、清掃する活動としてはよく知られています。しかし、5S活動の本当の目的は、単なる「お片付け」ではありません。

本当の目的は、5S活動を通じて職場内を活性化させ強い組織を作ることです。5S活動は、取り組む過程がとても重要になります。その過程で社員が目的達成のために相互に協力しなければなりませんし、管理者やリーダーは活動を進めるためにマネジメント力やリーダーシップを発揮しなくてはなりません。
 こうして全社が一丸となって5S活動に取り組めば、強い組織を作ることができるのです。

【取り組みで得られる成果】

5S活動で得られる具体的な成果は、いろいろとあります。作業効率の向上による職場環境の整備、作業スピードが上がり業務がスムーズになる、作業品質の向上やサービスの高品質化による顧客満足度の向上などです。
 しかし、これらは社員が自律的に行動した結果なのです。そして、この自律型人材の育成が5S活動の大きな成果と言えます。

【取り組みのステップ】

5S活動を導入するに当たっては、注意すべき点があります。経営者が号令をかけるだけでは、人は動きません。経営者が「やる」と決意することは必要ですが、まず、取り組む背景・現状をしっかりと把握した上で、取り組みの目的と改善したいポイントを明確にすることです。そして、将来のあるべき組織の姿=ゴールを描き、それを社員全員が共有することです。そのために欠かせないステップがあります。

Step1:活動の準備

  • 組織の3年後、5年後をイメージする
  • 活動のスケジュールを立てる
  • リーダーとなるメンバーを選定する

Step2:全社向け発表

社員全員が一丸となるよう、取り組みの目的と改善したいポイント、スケジュールと将来のあるべき組織の姿=ゴールをしっかりと伝えて、共有することです。このとき、経営者が本気であることが伝わらなければ、発表の目的は達成できません。単なるお片付けの活動になってしまいます。

Step3:改善会議

リーダーで組織される会議で、活動を進めるための手順や、継続する仕組みづくり、チェック方法、課題解決の検討、社員に対する訓練等を決定します。工程表なども、この会議で作成します。定期的に開催することで、効果が上がります。

これらのステップを踏んだ後で、具体的な「整理」「整頓」のルールや守るべきルールを策定し、全社一丸となって活動に取り組みます。

【活動の過程で人が育つ】

リーダーは、メンバーを動かさなければなりませんから、必然的にリーダーシップが身に付いていきます。ただし、メンバーを単に指導することではありません。やらされるという感じではなく、自ら動いてもらう自立型人材を育成するのですから、メンバーを「やる気にさせる」能力が身に付きます。

また、「整理・整頓」はおおむね、2~3か月でできますが、そのあとの「躾」が活動の目的を達成するためには、最も重要なポイントです。「躾」は、3Sが習慣化されたうえで、決めたルールを守ること、さらに接遇マナーを身に付けることです。これには、訓練や教育が必要になります。「整理・整頓」が維持された状態というのは、自らもそうしたマナーを持っているということです。

最後に、これらの取り組みを進めるためには、コミュニケーションを図る、円滑な連携を取ることが求められるので、風通しの良い活気ある職場が形成されていきます。

5S活動が失敗する要因のひとつに、経営者の掛け声だけで、全社一丸となって取り組んでいなかったということがよくあります。社員をやる気にさせる、自ら行動する・自己管理する人材に育てるには、全員参加の徹底を図ることが必要です。これが前提で、人が育ち、組織が活性化するのです。

回答者社会保険労務士 吉岡 早苗

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