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Q0925.熟練技術者の活力をどのように活かしたらよいでしょうか。
当社は、木工家具の加工を行う従業員35名を抱える会社です。手作業の工程があり、そこには加工技術が求められます。定年間近の従業員の割合が高く、その熟練の技術者は個々の技術に自信を持ち、やる気が高いのですが、会社全体の取り組みに対して、積極的ではありません。熟練技術者の活力をどのように活かしたらよいでしょうか。

熟練の技術者に、(1)会社の成長のための取り組みについて理解を求めます。そして、(2)自分のスタイルに合う働き方が出来るよう働き方の選択肢を提供し、働くことへの満足度を高めます。前記(1)(2)を行い、企業価値の創造に積極的にかかわっていただきます。

Q09252014年1月 9日

テーマ:労務一般

【役割】

経営者自らが熟練の技術者に対して、会社の現状を説明します。そして、今後の成長のために必要な会社全体の取り組みについて、理解を求めます。個々の技術に期待をしていること、今後は個々の技術を集結したり継承したりする重要な役割も担って欲しいことを伝えます。その内容は、

  • 会社の今後を担う人材に、高い技術をしっかり承継すること
  • 退職後も生産能力不足の時に技術を活かして生産活動に関わって欲しいこと
  • 技術の集結や新技術の開発が今後の新規事業の推進に必要なこと
  • 会社が地域の活動や社会貢献活動に参加する意義とそれらをPRする重要性

などです。

【働く環境の整備】

さて、熟練の技術者は長年働いているシニア世代が多く、その世代に労働力を求める時代がきています。現状では、個々の事情に合わせた働き方ができる環境を整備している企業は少ないと感じます。
 シニア世代の従業員は健康面、経済面、家庭環境面等において抱えている事情はさまざまです。そして、個性、適性、これまでの仕事に対しての考え方も多様でしょう。ですから、従来型のシニア世代の働き方はこういうものという定義や固定概念を除き、個々の生活スタイルや事情に応じて働けるよう、今後は雇用形態の選択肢を増やしていくことも必要になるでしょう。

【長期的な体制整備】

職場環境の体制整備には時間がかかります。会社の戦略的な展開と個人の長期のキャリア形成と二軸を見据え体制を敷かなければならず、働き方の選択肢を増やすには費用もかかるからです。体制の整備を目標にして、まずはできるところから着手します。
上司は個人の事情や働き方の希望を面談して把握し、退職までの間は特に適材適所で働ける人事を心がけます。従業員に は、適材適所で働きながら定年までのキャリアを描き、会社の価値創造に向けた技術の上に成り立つ役割を担って活躍して欲しいのです。

【試しながら体制整備】

前記の「役割」の項で述べた4つの取り組みを、プロジェクトチームを組成して挑戦してみてはいかがでしょうか。私(筆者)は、新規事業の立ち上げや、補助金、特許の申請等のプロジェクトで窓口として活躍する技術者の方と日々接しています。皆さん、役割を担い、いきいきとプロジェクトに取り組まれています。
 チーム活動では役割分担も明確になり、自分の技術等をどのようにしてプロジェクトに活かすかも考えます。積極性な活動や貢献度も見えやすくなり、会社も評価がしやすくなるでしょう。プロジェクトで試行錯誤しながら、個々の技術を集結する方法や働き方の選択肢を増やしていく方法を、構築していくとよいでしょう。

回答者中小企業診断士 小川 良佳

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