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Q0923.コストをかけずに市場調査をする方法はありますか。
当社は、アルミやステンレスの板金加工を行う会社です。中期的な視点から、新製品開発の必要性を感じています。新製品の開発を行うに当たり、マーケティングの重要性を認識していますが、その分野に人材や資金を投入する余裕がなく、現状では市場調査ができていません。コストをかけずに市場調査をする方法はありますか。

調査を取りまとめる担当者を置きます。調査方法に工夫を加え、入手する情報量を増やしたり、調査のダブリを防いだりして調査費用を抑えましょう。そこで、公表されている調査情報をフルに活用します。また、従業員に対し、情報収集の目的を意識づけし、現場で得られる身近な存在の情報を、普段の業務内に収集します。

Q09232016年2月19日

テーマ:市場分析

【担当者の必要性】

担当者が調査の指示や情報の取りまとめを行います。調査のダブリを防ぎ、収集した情報をとりまとめ、市場や業界の動向を捉えるところまで一貫して行いたいからです。専任者が置けない場合、経営者や新製品の開発担当者が兼任します。

【調査したい内容と切り口】

調査したいのは、新製品を戦略的に生み出すための市場や業界動向、身近な存在の動向です。ダブリや漏れを防ぐため、切り口を持って項目ごとに動向を調査します。

1.市場や業界の大きな流れを捉える際の切り口は、PEST

  • P(政治)、E(経済)、S(社会)、T(技術)

2.周りの身近な環境を調査する時の切り口は、5フォース

  • 供給業者(仕入れ、調達先)の交渉力
  • 既存企業間との競争状況
  • 買い手の様子
  • 代替製品の圧力の強さ
  • 新規参入者の脅威

の活用をお勧めします。

【市場、業界動向を意識的に捉える】

担当者が中心となり、統計やすでに公表されている発行物を活用して、新製品開発に必要な市場規模、成長性、業界特徴、業界トレンドを捉えていきます。国(経済産業省、厚生労働省、総務省)や県、市町村、業界団体が公表している統計を活用し、数字の変化から動向を掴むのもポイントです。リサーチ会社、シンクタンクが無料で提供しているマクロ環境分析の報告物等もあり参考になります。
 インターネットの検索ではワードを増やしたり、変化させたりすることで、ヒットする情報量を増やすことができます。このことからも、インターネットや、図書館等をフルに活用してみてはいかがでしょうか。
 身近な存在の動向は、従業員が日々の業務から入手していきます。意識的に情報を収集できるよう、営業、生産、業務日報の中で報告するスタイルをとることをお勧めします。気づいたことを記入しやすいように、フォーマットの項目等を工夫します。

【担当者の役割】

1.従業員への意識づけや評価

従業員に新製品開発のための市場調査の重要性を説明し、理解を求めます。意識的そして意欲的に情報を収集していくためです。有用な情報を入手する方法や、その評価方法等についても考えていきます。

2.指示やとりまとめ

たとえば、既存企業間の競争状況を調べる場合、競合のシェアは? 商品の力は? 営業力は? 財務状況は? 経営資源は? 戦略は? 情報発信は? 顧客は?と1社につき調べることはつきません。調査目的に沿って調査の優先順位づけをきちんと行う必要があり、調査の指示のとりまとめも重要です。担当者は、効率的な調査全体の仕組み(情報収集-情報活用まで)を整える準備もしていきます。

回答者中小企業診断士 小川 良佳

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