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Q0904.水に関連した環境に優しいエネルギー技術について教えてください。
当社は創業30年で、給排水・ボイラーなどの設備工事を主とする建設業です。これまで蓄積した給排水設備工事関連の技術を生かして、環境に優しいエネルギーを活用した事業に取り組もうと考えています。水に関連した環境に優しいエネルギー技術には、どのようなものがあるか教えてください。

これまでに蓄積した給排水設備工事関連の技術を生かした新事業を検討するのであれば、その可能性として高いのは、マイクロ水力発電事業だと思います。留意すべき点もありますが、国が積極的に推進しています。

Q09042016年2月19日

テーマ:販路拡大

【水を利用したエネルギー技術】

水を利用したエネルギー技術は環境に優しいとされています。これには、以下の種類があります。

1.地熱の熱エネルギーを利用するもの(地熱バイナリー発電)

地熱で高温となった地下水から発電します。水よりも低沸点の熱媒体を熱温水で沸騰させ、タービンを回して発電させるものです。

2.水の温度差を利用するもの(温度差発電)

温度差を電気に変換する素子で発電するものです。代表的なものは、海洋表層の温水と深海の冷水の温度差を利用して発電を行う海洋温度差発電です。

3.水の運動エネルギーを利用するもの(水力発電)

水が高いところから低いところへ落ちる時(落差)の力を利用して水車を回し、水車と直結した発電機で発電するものです。現在、最も実用化されているものです。

【マイクロ水力発電】

これまで蓄積した給排水設備工事関連の技術を生かして検討するのであれば、その可能性として高いのが、マイクロ水力発電事業だと思います。以下に、簡単に説明します。

1.マイクロ水力発電とは

一般に、200kW未満の発電設備を指します。このクラスは、発電設備に関する規制や手続きが簡素化されています。

2.利点

基本的に、ある程度の水量と水流があれば、簡単な工事でどこにでも設置できます。たとえば、山間地、中小河川、農業用水路、上下水道施設、ビル施設、家庭などにおける発電も可能です。なかには、洗面やトイレの洗浄水で発電する製品も実用化されています。

3.国の推進策-RPS法

国は、二酸化炭素を排出しない新エネルギーを導入することを積極的に推進しており、「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」、通称RPS法では、電気事業者に新エネルギー等から発電される電気を、一定割合以上利用することを義務づけています。
 ここでの新エネルギーに、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、地熱発電などとともに中小水力発電が入っています。

4.留意点

以下の留意点がありますので、確認が必要です。
(1)立地
 発電に適する場所は、ダムを設置しなくても落差が大きい所です。ある程度の発電量を確保しようとすると、適した場所を見つけるのは難しいとされています。また、環境保護の面にも注意が必要です。
(2)採算性
 発電設備設置にかかわるイニシャルコスト、また、その後のランニングコストが高く、採算性が低いとされています。
(3)規制、水利権などの確認
場所によっては、農林水産省所管の農業用水に関する規制、国土交通省所管の水利使用の許可手続きなどが発生する可能性があるため、確認が必要です。

回答者中小企業診断士 芳賀 知

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