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Q0898.機械の安全設計は、どのように進めればよいのでしょうか。
従業員80名で、ハーネスなどを製作する製造機械を製造しています。最近、機械による事故の報道をよく目にするようになり心配になりました。これまでは、あまり安全という面では注意を払っていませんでしたので、安全設計の進め方についてよく知りません。どのように進めればよいか教えてください。

機械の安全設計を進めるためには、安全とリスクの意味を確実に理解し、機械の安全化の手順に沿って進めます。手順はリスクアセスメントを行い、リスク対策の必要があれば、3ステップメソッドにより安全方策を実施します。

Q08982013年11月19日

テーマ:製品・技術開発

【安全とリスク】

はじめに、安全、リスクの意味を確実に理解する必要があります。

1.安全とは

安全とは、受容できないリスクがないことです。

2.リスクとは

リスクとは、危害の発生確率とその危害の程度の組み合わせです。式で表すと、以下のようになります。

リスク=(危害の発生確率)×(危害の程度)

ここでいう危害とは、人体の受ける物理的な損傷もしくは健康障害、または財産もしくは環境の受ける害のことをいいます。

【機械の安全化の手順】

設計者が行う機械の安全化の手順を、以下に示します。

1.機械の制限を決定

安全の視点から、機械の使用上での制限、時間での制限、空間での制限など各種制限を決定します。

2.危険源の特定

機械に対して予測される危険源を特定します。

3.リスクアセスメント

以下の手順で、リスクの見積りと評価(リスクアセスメント)を行い、リスク低減の必要性、対策について検討、判断します。
(1)使用される状況の特定
(2)危険源の同定、危険状態の予測
(3)危険源・危険状態のリスクの見積もり
 それぞれのリスクについて、危害の発生確率とその危害の程度の組み合わせで、見積もりをします。
(4)リスク低減の必要性、対策について検討、判断
 見積もりしたリスクに対して、許容できるリスクかを判断します。許容できないリスクであれば、安全対策を検討します。一方、許容できるリスクであれば、対策はしません。

4.3ステップメソッドによる安全方策の実施

リスクアセスメントにより安全対策が必要となれば、以下の優先順位で、リスクをできるだけ低減します。
(1)本質的安全設計
ガードや保護装置を使用せず、機械の設計、または運転特性を変更することで、危険源を取り除くか、または危険源に関連するリスクを低減する保護方策です。
(2)安全防護策、および保護防護策
前記(1)では除去できない危険源、または十分に低減できないリスクから人を保護するために、安全防護物の使用による保護方策です。これにはガード、保護装置があります。
(3)使用上の情報
前記(1)、(2)では除去できない残留リスクについて、使用者に伝達手段(たとえば文章、語句、標識、信号、記号、図形)により、情報を伝える保護方策です。これにはラベル、マーキングなどによる表示、付属文書による伝達などがあります。

【安全に関する国際規格の確認】

機械の安全に関しては、IEC、ISOで国際規格が定められています。ここではふれませんが、該当する規格があるか確認をしてください。

回答者中小企業診断士 芳賀 知

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