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Q0758.農商工連携に取り組むメリットはどのようなものがありますか?
生産者の方と連携して新商品開発を考えている食品加工業者です。農商工連携を認定されると税制面の優遇や補助金などを受けられるなどのメリットは分かるのですが、ほかにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

制度的なメリットも多くありますが、それ以外にも副次的なメリットがあります。大きく分けると、(1)事業計画が整理されること、(2)商品のブランド力アップ、(3)企業としての注目度アップ、(4)社内モチベーションアップ、(5)人脈ができる、の5つがあります。

Q07582016年3月15日

テーマ:他社との連携

制度的なメリットもありますが、ここでは農商工連携の認定を受けたことによって得た副次的なメリットについて説明したいと思います。いずれも認定を受けた経営者及び担当者の方がお話をされていたことです。

【頭の中にある事業計画が整理できる】

農商工連携の認定を目指す過程の中で、認定申請書の作成を行います。その際に、多くの方が見て、すぐに分かるような事業計画の作成が必要となります。経営者の方が頭の中で考えていることを書面に落とすことは難しく、さらに他人に伝えることの難しさを申請書の作成時に痛感します。この申請書の作成作業を通じて、頭の中にあった事業計画が論理的に整理されていき、客観的なわかりやすい事業計画となっていきます。申請書を作成した経営者及び担当者の方が一番喜ばれるのは「申請書の作成を通じて、頭の中が整理できたことです。」と、お話をされることがとても多いです。

【商品のブランド力がつく】

農商工連携の認定を受けますと、商品に農商工連携の認定商品と書くことができます。消費者にとっては、「農商工連携」という言葉はあまり馴染みがなくても、国から認定された商品と言うことは分かります。そのことにより、他の商品よりお客様からの信頼を得ることができます。また、販路先へも農商工連携認定商品ということで売りやすくなるようです。

【注目度が上がる】

農商工連携の認定事業者になると、メディアからの注目度が高まります。公的な中小企業支援機関へマスコミから取材協力の依頼があった際に、認定事業者が紹介されることが多くあります。実際に、認定を受けたことにより新聞・テレビ等への露出が増え、県内での注目度が高まっている事業者も多く見受けられます。

【社員のモチベーションが上がる】

農商工連携の認定を受けることで、県内での注目度が特に高まります。「メディアなどの露出が増えてくることによって、社員の意識が変わってきた」との話を聞きます。外部から注目されていることで、社員のモチベーションが上がります。

【中小企業支援機関との関係強化】

農商工連携の認定を目指す機会を通じて、各地域の中小企業支援機関とのパイプが強くなっていきます。そのことにより、最新の中小企業支援策の情報を入手できる機会が多くなります。また、事業を進めるうえで相談したいことが起きた時に、すぐに相談できやすい関係がすでに作られていることもメリットとなっています。

回答者中小企業診断士 原島 純一

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