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Q0734.富裕層向けビジネスについて教えてください。
富裕層向けビジネスという言葉をよく聞くようになりましたが、具体的にどのようなビジネスがあるのでしょうか。また、このようなビジネスを行う場合に、留意する点などがありましたら教えてください。

富裕層とは、一定以上の経済力や購買力を有する世帯を指します。現在、さまざまな業種で富裕層向けビジネスが展開されています。富裕層には通常提供するプログラムにはない、富裕層が求めている特別なプログラムを用意する必要があります。

Q07342016年3月22日

テーマ:市場分析

【富裕層とは】

 富裕層とは、一定以上の経済力や購買力を有する世帯を指します。よって、富裕層に決まった定義はありません。そこで、民間シンクタンクによる定義づけを見ますと、金融資産の保有額によって、5億円以上を「超富裕層」、1億円~5億円を「富裕層」、5,000万円~1億円を「準富裕層」、3,000万円~5,000万円を「アッパーマス層」、3,000万円以下を「マス層」などと定義しています。
 この分類の中でも、「準富裕層」の中心となる「ニューリッチ」と呼ばれる自分の力で富裕層になった人たちは、消費意欲が旺盛であり、富裕層向けビジネスの主要ターゲットになっています。


【富裕層向けビジネスの例】

 現在、さまざまな業種で富裕層向けビジネスが展開されています。富裕層には、通常提供するプログラムにはない、特別なプログラムが用意されていることが多く見られます。その方向性を大きく分類すると、「本業サービスの充実」「本業サービス周辺の強化」「企業としてのライフスタイル提案」の3つになります。以下に、各業種で行っている富裕層向けプログラムを紹介します。


1.高級ブティック

 年間購入額100万円以上のクラスに対し、イベントへの招待、記念日のお祝い品送付、季節のご挨拶状送付、限定カタログ配布、顧客別トータルファッション提案などを行っています。


2.カード会社

 上位5%の顧客に対し、国際航空券の無料アップグレード、同伴者1名分の無料航空券、世界500の高級ホテルで部屋の無料アップグレード・レイトチェックアウト、国内高級旅館の優先予約などのサービスを提供しています。


3.不動産業者

 顧客への資産形成のアドバイス、購入物件をリフォームする際に建築家やデザイナーを紹介、また高級宿泊施設やレストランの紹介、日常の調べものなどのコンシェルジュサービス、名医による診断や医療機関紹介サービスなどを提供しています。


4.通販業者

 年間購入額200万円以上の顧客に対し、専用フリーダイヤルサービス、商品選択のコンシェルジュサービス、イベントへの招待、限定カタログ送付、高級エステなどの割引紹介などを提供しています。


【富裕層向けビジネスのポイント】

 富裕層向けビジネスを成功に導くには、富裕層向けのマーケティングを展開する必要があります。ここでは、そのポイントを以下にご紹介します。


表1 富裕層向けビジネスのポイント

表1 富裕層向けビジネスのポイント

 富裕層が求めているのは「自分だけのオーダーメイドなサービス」です。以上のようなポイントをあなたの行っている事業に当てはめて、考えてみてください。

回答者中小企業診断士 高橋 順一

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