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Q0695.社員をひとつにまとめるために何か方法はありませんか。
当社は、清掃業務を中心として、ビルメンテナンス業を経営しています。正社員からアルバイト、パートタイマーと雇用形態がさまざまな社員がいます。また、社内勤務者と現場勤務者に分かれており、これらの社員をひとつにまとめ、同じ思いを共有してもらいたいのです。何か方法はあるでしょうか。

社員をひとつにまとめるということは、社員全員を同じ目標、同じ方向に向かわせることですが、そのためには、非正規社員も含め、十分なコミュニケーションを図り、モチベーションをアップさせることが必要です。

Q06952016年3月14日

テーマ:経営ビジョン・相談

【非正規社員に対する会社の対応】

複数の雇用形態で働く社員を採用している会社は、その雇用形態に関わらず、社員全員を同じように扱わなければなりません。さまざまなライフステージで、多様な働き方が可能な現在、パートタイマーやアルバイト(以下、「非正規社員」)であっても、働き方が異なるだけで、仕事や会社に求める満足は同じです。したがって、会社は、非正規社員であろうと、正社員と区別しないことが求められます。それにより、非正規社員が疎外感を持つことなく、社員と一体となって会社に貢献するようになるのです。

また、正社員と同様に扱うとは、会社の情報などを共有し、正社員と評価の仕方を同様にするということです。具体的には、会社の目標や、会社が考える「こうなってもらいたい社員の人物像」なども十分に知らされており、期待されていることを実感させること、非正規社員であっても一律の処遇ではなく、個人の能力に応じ、適正な評価を与えることです。

また、管理職にも区別させないための教育を徹底する必要があります。

【社内コミュニケーション=情報の共有化】

良好なコミュニケーションは、良好な人間関係によって構築されるため、社員の一体感が生まれます。そして、社内のコミュニケーションが良く図られているということは、会社の情報等が雇用形態にかかわらず、全社で共有できているということです。このコミュニケーションを図る仕組み・方法としては、次のようなものがあります。

1.社内情報誌の発行

会社の方針や情報のみならず、異なる部署の情報や普段コミュニケーションを持てない社員のことを知ることができます。

2.ローテーション出社制度

現場のみに勤務される社員の持つ不安に対して、その解消をさせることができます。また、日頃顔をあわせない同僚などとの相互理解を図る場となります。

3.メンター制度

仕事以外の悩みごとなどを直属の上司とは別の先輩社員などに相談できる制度で、会社や仕事に対する理解を深めることができます。

4.社内提案制度

社員が仕事に対する提言を自由に行い、よい提案は取り入れられるというもので、参画意識を生み、社員も相互に啓発されていきます。

5.社員アンケート調査(満足度調査)

社員から職場環境やマネジメントについての調査をし、改善を図ることで、社員の不満の解消を図ります。

【モチベーションアップ】

モチベーションの高い組織は、会社に対する帰属意識が高く、社員が一体となって積極的に行動します。 このモチベーションを上げるには、社員にとって「働きがい」がある職場にするということですが、社員が、「働きがいがある」と感じるのは、

  1. 仕事を通じて成長していると実感するとき
  2. 会社から期待されていると感じるとき
  3. 会社からの評価に満足しているとき

などです。したがって、会社は、正社員・非正規社員を問わず、社員の「成長」を支援する人材育成を行うこと、責任や権限を拡大することなどによって期待すること、社員の業務のプロセスをしっかりと見てあげることです。

非正規社員に対する制度としては、基幹雇用者として処遇する、「短時間正社員制度」や、正社員とは異なる非正規社員の役職制度の導入があります。当然、本人が望む場合に採用されるものですが、非正規社員のリーダー役を作るには、有用な制度でもあります。

最後に、会社は、どのような働き方であろうと、所属する「人」が一体となって目指す方向に向かってもらわなければ、その発展はありません。そして、その発展は、「人」の会社に対する忠誠心や仕事へのヤル気に大きくかかわる人間関係や働きがいに影響されますが、それは会社の取り組み次第なのです。

回答者社会保険労務士・行政書士 吉岡 早苗

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