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Q0678.従業員の入れ替わりが激しく、安定した品質の製品を生産することができません。従業員の定着率を上げるにはどうしたら良いでしょうか?
小物プレス部品の生産を行っています。新人を教育し、ある程度仕事を任せられるようになると退職してしまいます。期待している人材であることが多く、安定した品質の製品を生産することが難しい状況です。従業員の定着率を上げるための方法があれば教えてください。

従業員のモチベーションと職場環境は密接に関係しています。日々の生産活動を行っている職場環境が乱れていると、従業員のモチベーションや品質意識が低下してしまいます。働くための環境について見つめなおしてみてください。

Q06782016年2月19日

テーマ:労務一般

【人間の心理について】

ブロークン・ウィンドウ理論という考えがあります。これはアメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案しました。

「建物の窓が壊れているのが放置されていると、誰も問題だと認識していない、という印象になり、そこから他の窓もすべて壊される」の考え方からこの名がつきました。

普通の車とフロントガラスの割れた車をそれぞれ一週間住宅地に放置しておくという実験をした結果、普通の車はそのままの姿で残っていましたが、窓の割れた車は次々とガラスを割られ、部品を持ちさられてしまいました。最初から窓が割られていれば、自分が窓を割るための心理的ハードルが低くなります。「放置されているものだし、他の人もやっているから自分がやっても構わないだろう...」と考えてしまうからなのです。

これが人間の心理です。職場の環境が乱れていれば当然、従業員の心にも部分的な歪みが生じることになります。その歪みが広がりながら、歪みの度合いも増していくこととなり、結果的に職場内の雰囲気が荒れていくという結果に繋がります。このような職場では、向上心の少ない従業員の考えが主流となり、意欲のある従業員は、よりよい職場環境を求めて、転職してしまうことが予想されます。

【正しい職場環境とは】

明確な基準(ルール)のもとに、正常・異常が誰の目にもわかる環境のことです。このような環境を整備するためには、職場環境の基礎である5Sを徹底的に実施することです。

表1:5S活動の定義 表1:5S活動の定義

【活動のポイント】

この活動を進めるうえでの注意点は、次の3点です。

1.現状のレベルを数値化し、目標をもった活動にすること

ゴールのないマラソンを走ることはできません。かならず目標を設定するようにします。

2.トップダウンの活動からボトムアップの活動に移行させること

経営者の意思で活動を開始し、その活動の中で、従業員自らが考えて動けるようにします。
 環境は自分で変えることができる、変えなければいけないという考えを持つようにすることが、モチベーションの向上につながります。

3.当たり前意識から脱却すること

  • 油を使用している機械加工の職場では、床に油がこぼれているのは仕方ない。
    →しっかりと掃除を行うことで、床を綺麗に維持することは可能です。こうすることで、油汚れの発生源を探すことが可能になります。
  • 潤滑油を使用するので、機械が油で汚れているのは仕方ない。
    →定期的に掃除をすることで、綺麗にすることができます。しかも故障の早期発見、汚れの発生源対策も行えるようになります。

【まとめ】

職場環境が整備されてくることで、従業員の仕事に対する意欲も向上してきます。会社に依存していた自らの体質に変化が起こることで、積極的に学ぼうとする意欲が生まれ、結果的に定着率の向上につなげることができます。

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