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Q0671.工場を活用し、「産業観光」を行うための方法を教えてください。
現在、製粉業を営み、主にそば粉をつくっています。当社の工場は、江戸時代から続く歴史のある建物です。最近、工場見学を観光に取り入れる「産業観光」ということを耳にしました。そこで、当社でも工場を一般に開放して、産業観光に取り組んでみたいと思います。その際の進め方について教えてください。

食品工場を産業観光として活用する際、食の「安心」「安全」をPRすることがポイントになります。そして、見学行為をとおして、商品の購買意欲をかきたてるしくみを設けることも大切です。さらに、他施設・他地域との連携をし、テーマ性をもたせた観光にすることもポイントです。

Q06712016年3月 9日

テーマ:観光客向けサービス

【産業観光】

「産業観光」とは、「産業文化財(歴史的・文化的意味をもつ工場およびその遺構、機械器具、産業製品など)を観光資源とし、それらを介してものづくりの心に触れることによって、人的交流を促進する観光活動」(須田寛著「観光の新分野 産業観光」交通新聞社刊)とされています。また、国土交通省(観光庁)では、観光立圏構築に向けての基礎となる「産業観光」の推進のために、『産業観光ガイドライン』をまとめています。その中では、施設選びのポイントとして、次のような要素が取り上げられています。

図1 施設選びのポイント

図1 施設選びのポイント

ここでのキーワードは「体験」であり、産業をよりわかりやすく、より身近に感じさせるしくみづくりがポイントになります。

【食品工場における産業観光】

食品工場の場合、何といっても「清潔感」が一番のポイントになります。今回のように歴史ある建物の場合、その特徴を活かして「古さ」を強調しつつも、清潔感も同時に感じさせることが必要です。

一般的に、工場を見学したいという方は、他の工場を見学していることが多い傾向があります。そのため、無意識のうちに、ほかの工場との比較を行っている場合がありますので、普段から「5S」を徹底することはもちろん、「製造工程を見せることが商品である」という意識を全従業員がもつことがポイントです。そのため、見学者に対する笑顔での対応など、従業員に対する事前の研修などを行う必要があります。

また、製造工程の途中や最終工程で、試食の機会を設けることにより、お土産を買って帰ることを誘発することも考えてみましょう。

【施設間・地域間連携】

産業観光は、施設単独での取り組みも可能ですが、テーマ性が明確であるため、他施設や他地域との連携を図ることにより、さまざまな効果が期待されます。たとえば、「食」という幅広いテーマで、生産者、卸業者、加工業者、販売店・飲食店などの異なるタイプの施設を結ぶことにより、連携効果が期待できます。

また、一般観光を組み合わせた複合ツアーに参加したいという要望もあるため、連携の相手方として一般的な観光名所の取り入れも考えてみましょう。

「観光」という行為は、「非日常空間」を楽しむ行為です。さらに、「体験」というのが、最近のキーワードになっています。そのため、「産業観光」の成功のポイントはこの両方を満たすことです。そして、工場見学という行為をとおして、自社商品のファンになってもらうことを目指していきましょう。

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