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Q0646.バイオエネルギー関連で創業する際の留意点を教えてください。
現在、飲食店を経営しています。当社では、毎日大量の廃食用油が排出されます。そこで、この廃食用油を活用して、バイオディーゼル燃料を精製し販売する会社を立ち上げようと思います。バイオディーゼルについてはさまざまなところで取り上げられていますが、当社としては未経験分野です。そのため、新規事業として立ち上げる際の留意点を教えてください。

廃食用油の回収やバイオディーセル燃料の精製について、法規制を良く理解し、順守した形で事業計画を練る必要があります。また、軽油との価格差が開き過ぎないようにすること、および品質を確保することがポイントになります。

Q06462016年2月19日

テーマ:業種

廃食用油の回収に始まり、廃食用油の運搬、バイオディーゼル燃料の精製、軽油の代わりに燃料として使用する、という流れにそって説明していきましょう。

【廃食用油の回収】

原料となる廃食用油は使用済みの植物油になりますが、回収した廃食用油がどの程度使われたものであるかによって、精製されるバイオディーゼル燃料の品質が変化します。とくに、油脂の劣化の程度を示す「酸価」については、品質に大きな影響を与えるため、廃食用油の回収時に測定する必要があります。その際、操作が簡単な測定キットが市販されていますので、これを活用することをお勧めします。

【廃食用油の運搬】

廃食用油は運搬費用と買い取り金額の関係で、「有価物」と「非有価物」に分けることができ、「非有価物」となった場合は廃棄物処理法の適用を受けることになります。
 なお、廃棄物処理法の運用は複雑で、とくに有価・非有価の取り扱いなど総合的な判断が必要になります。そのため、事前に最寄りの市町村廃棄物処理担当課、または都道府県の廃棄物処理担当部署に相談しましょう。

【バイオディーゼル燃料の精製】

バイオディーゼル燃料の精製については、「アルカリ触媒法」といわれる精製方法が広く普及し、当製法を用いたさまざまなバイオディーゼル燃料精製装置が市販されています。ここでの注意点は、「工程廃液」と反応生物として発生する「グリセリン」の処理方法です。この処理方法についても、最寄りの市町村廃棄物処理担当課、または都道府県の廃棄物処理担当部署に相談しましょう。

【軽油の代わりに燃料として使用】

精製したバイオディーゼル燃料は、バイオディーゼル100%燃料、または軽油と混合して使用することができ、現行の地方税法では、バイオディーゼル100%燃料で使用すれば課税されません。
 ただし、燃料品質、車両点検、点検整備への行政指導、バイオ燃料とガソリン・軽油を混合して自動車燃料として販売・消費する場合の事業者登録と品質確認の義務化など、行政指導や法規制に注意する必要があります。さらに、他社への販売を考えるなら、軽油との価格差があまりにも開き過ぎないよう、コスト削減に努めることがポイントになります。

バイオエネルギー関連事業は、さまざまな法規制や行政指導にしたがう事項が多くあるため、事業計画の初期段階から、行政関係者によく相談をしながら進めていくことが最大のポイントになります。
 また、ターゲットとして、公的機関(バス、ごみ収集車など)が考えられますが、すでに先行企業に受注されてしまっているケースが多いようです。そのため、新規参入に当たっては、民間の顧客をいかに開拓するかがポイントになります。

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