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Q0591.流動資産担保融資保証制度について教えてください。

当社の取引先は売掛金の支払サイトが長いため、常に運転資金不足に悩まされています。このような悩みを他業種の経営者仲間に相談したところ、仲間の会社では、「流動資産担保融資保証制度」を活用しているとのことでした。この流動資産担保融資保証制度とは、どのような制度か教えてください。

流動資産担保融資保証制度とは、中小企業が保有している売掛債権や棚卸資産を担保として金融機関が融資を行う際、各都道府県の信用保証協会が信用保証を行う制度です。流動資産を担保にするため、不動産や個人保証に依存することなく融資を受けることができます。


Q05912016年3月18日

テーマ:資金調達

流動資産担保融資保証(略称:ABL)制度とは、中小企業が保有している売掛債権や棚卸資産を担保として金融機関が融資を行う際、各都道府県の信用保証協会が信用保証を行う制度です。資金を調達する際に流動資産を担保にすることから、不動産や個人保証に依存することなく融資を受けることができます。 販売先からの入金を待たずに資金調達ができるため、資金繰りを改善させることができます。

【支援内容と利用方法】

具体的な支援内容やご利用方法は、次のとおりです。

1.担保にできる流動資産

担保の対象になるのは、「売掛債権」と「棚卸資産」です。売掛債権とは、売掛金や割賦販売代金債権、運送料債権、診療報酬債権、工事請負代金債権などのことを言いますが、売掛先が国内の事業者や官公庁であることが条件になります。借り入れは、商品の納入や役務の提供が完了した後はもちろん、一定の範囲内で契約が成立した段階からもできるようになっています。ただし、債権譲渡禁止特約のある売掛債権は、特約解除ができる場合、または民法468条の異議なき承諾が得られる場合を除き、担保となりません。

一方、棚卸資産とは、商品仕入れによる在庫商品や製造業における製品在庫、仕掛品、原材料、貯蔵品などのことを言います。なお、固定資産として決算書に計上されている機械設備や車両運搬具などは、ABL制度の対象になりません。

2.保証限度額・保証割合

ABL制度を活用して金融機関から借り入れを行う場合、借入限度額は2億5,000万円となっています。ただし、各都道府県の信用保証協会が保証する保証割合は80%となっていますので、仮に金融機関から2億5,000万円を借りたとしても、保証限度額は2億円となります。

また、借入可能な額は、売掛債権や棚卸資産の価額と同額ではありません。金融機関と保証協会の審査によって売掛先、棚卸資産の内容ごとに設定された掛目を、売掛債権および棚卸資産の価額に乗じた金額となります。掛目は売掛債権の場合70%から100%です。棚卸資産の場合は、原則として30%となります。ただし、上限を70%として引き上げも可能です。

3.保証形態・借入方法・保証期間

ABL制度の保証形態には、「根保証型」と「個別保証型」の2種類があります。根保証とは、あらかじめ決められた借入上限額の範囲内の借り入れについて、保証期間内であれば自動的に保証を行うもので、保証期間は1年間(期間の延長、更新が可能)となっています。

これに対し個別保証は、借入の時点で回収金額、回収日が決まっている売掛債権を指定し、借り入れのつど、保証の申し込みを行う必要があります。保証期間は1年以内となっています。

具体的な借入方法については、保証形態の違いにかかわらず、すでに取引のある金融機関の申込窓口から申し込みをすることとなります。ただし、売掛債権と棚卸資産のどちらを担保にするかによって申請書類が異なりますので、提出書類の詳細につきましては、各金融機関にお尋ねください。

中小企業者にとって、資金繰りは大きな問題です。ABL制度は、新しい視点で融資を受けられる制度です。また、大きなメリットとしては、各都道府県の信用保証協会が保証している一般の保証限度額(最高2億8,000万円)とは別に利用することが可能なことがあげられます。もし、御社が資金繰りにお困りでしたら、一度、ABL制度を検討してみてはいかがでしょうか。

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