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Q0566.若い女性社員のやる気のでるような福利厚生を教えてください。
 当社は社員20名で、若い女性の従業員が多く勤務しています。これまで福利厚生を充実させる余裕がなかったので、行っていませんでしたが、活き活きと働いてもらうために何か新しい福利厚生の制度を導入したいと考えています。若い女性社員のやる気がでるような方法を教えてください。

 福利厚生制度を設計する際には、保養所やスポーツ施設などのハード的なものと、社員旅行やカウンセリングなどのソフト的なものに分けて検討します。若い女性が多い場合、社員旅行などを好まないケースもありますので、定期的なお食事会やお誕生日会などがお勧めです。

Q05662016年3月 8日

テーマ:育児・女性

 人材確保の難しい中小企業において、従業員のやる気のでるような施策を実施していくことは重要です。福利厚生は、大きく区分すると法定福利と法定外福利に分かれます。

 法定福利費は法律によって使用者に実施が義務付けられている福利厚生、すなわち、社会保険料の拠出を指します。一方、法定外福利厚生は、法律によって義務付けられていない、使用者が任意で行うさまざまな福利厚生策をいいます。

 ここでは、会社の裁量の幅の広い法定外福利について考えていきます。

 ハード的な福利厚生制度とソフト的な福利厚生制度に分け、表1に制度の例を示します。

表1 福利厚生制度の例

表1 福利厚生制度の例

 引き続き各々の制度設計上の留意点を解説します。

【ハード的福利厚生制度】

 ハード的なものについては、民間企業の中小企業向け福利厚生サービスも充実しつつありますが、利用しやすい制度として、中小企業勤労者福祉サービスセンターが行っている福利厚生事業があります。低コストで会員となることができ、契約している宿泊施設の割引やゴルフ場、スキー場などのレジャー施設の割引、健康診断、研修などの生活サポートなどを利用することができます。また、地方公共団体などが実施している福利厚生事業もありますので、比較検討してみましょう。なお、社内の慶弔見舞金制度などの制度整備については、余裕資金を勘案しながら導入していく必要があります。

【ソフト的福利厚生制度】

 ソフト的なものについては、社内で独自に企画していくものになります。ご質問では、若い女性が多い職場ということでしたが、若い女性は、社内旅行や運動会などのレクリエーションをあまり好まない傾向が見受けられます。何らかのコミュニケーションの場を作るということであれば、定期的なお食事会や月ごとのお誕生日会などの実施から導入することをお勧めします。年に1回の旅行より、普段いけないレストランでのお食事の方が喜ばれる可能性は高いと思われます。また、社内行事の企画自体を若い女性社員に任せ、実施していくことも有益でしょう。

 規模の小さい企業の場合、福利厚生を充実させていくことは難しいことです。しかし、労働者の仕事と生活のバランスへの関心は高まっており、企業も、従業員がワークとライフのバランスをとりながら活き活きと働ける環境を整備していくことが求められています。費用対効果の高い施策を検討し、実施していきましょう。

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