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Q0555.PDM(Product Data Management)について教えてください。
設計プロセスを管理するには、開発・設計・生産・サポートの各部門との情報共有が必要であり、これをサポートする仕組みとしてPDMというシステムがあると聞いていますが、PDMについて教えてください。

PDMの導入・活用により、製品の設計・製造・保守にわたって必要な各種の設計情報を一元的に管理し、各部門がその情報を共有することで業務の効率化、迅速化を図ることができます。特に、設計におけるコンカレント設計において有効です。

Q05552016年2月19日

テーマ:製造・設備

【PDMとは】

PDM(Product Data Management)とは、「製品データ管理」、「設計技術情報管理」のことで、製品の設計・製造において、概念設計から製造全般にわたる各種の設計情報を一元的に管理すること、またはそれを実現するシステムのことです。

通常の工業製品は、複数の部品の組み合わせからなり、部品1つひとつにもCADによる設計図や仕様書などがあります。部品表や組立指示書などのさまざまなデータが存在しますが、それらをデータベース化して一元管理して各部門で活用することにより、設計・購買・生産・サポートなどの部門間の情報共有が図れます。さらには、企業と企業の間での情報交換・共有を実現し、コンカレント・エンジニアリング(注1)を実現します。

(注1:各種設計および生産計画などの工程を同時並行的に行うこと)

【PDMの機能と活用】

PDMを活用しコンカレント設計を行うことにより、製品開発(設計)段階でコストや品質を作り込み、かつ、開発期間を短縮できるようになります。PDMが管理する主な情報は、部品情報・製品構成情報・CADファイル・履歴などの情報を管理し、さらに、製品に関わるプロセス(承認や情報配布など)のワークフローを支援する機能があります。具体的な管理機能の一例を、以下に示します。

  1. 品目管理:製品情報や部品情報を管理
  2. 設計成果物管理:モデル・図面や仕様書などの設計成果物を管理
  3. 製品構成管理:品目情報や改訂履歴情報の親子関係を構成として管理
  4. 改版管理:改訂履歴、製品構成履歴、設計変更情報などを管理
  5. 出図・受領管理:図面配布やその履歴、さらに授受の結果を管理
  6. ワークフロー管理:処理ルートや担当者に情報を引き渡し進捗状況も管理

【PDMの導入効果】

PDMの導入による効果として、以下のような例が多数あります。

  1. BOMの導入やアレンジ開発の機能充実により、ユニットや部品の共通利用を推進し、見積コスト・仕入れコスト・設計コスト・製造コストを削減するとともに、納期が短縮されます。
  2. 品目マスターを管理し、見積・設計段階から原価を早期に把握し、部品手配を含めてスケジュール管理が効率よく行えます。
  3. 製品構成情報管理により、設計変更や部品交換履歴の把握を容易にし、品質強化が進みます。
  4. 技術ドキュメントを含め、製品技術情報を統合管理することにより、間接業務コストを削減できます。
  5. 製造部門、購買部門への製造指示を電子自動処理化することにより、ミス・抜けがなくなります。

図1 PDMのイメージ図
図1 PDMのイメージ図

回答者中小企業診断士 渡辺 英男

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