本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

トップページ  >  経営をよくする  >  ビジネスQ&A

特集一覧 中小企業に役立つ記事や施策をトピックスごとにまとめています。

Q0554.生産管理の高度化はどのように行えばよいか教えてください。
生産量が拡大してきたため、効率化と品質確保を目的として、しっかりと生産管理を行い、より高度なニーズに対応したいと考えています。どのような手順で行えばよいかを教えてください。

生産管理は、所定の品質の製品を所定の期間に、所定の数量だけ期待される原価で生産するために行います。生産に関する情報を取得・蓄積して既存の生産工程を見直し、さらにはシステム化によって、生産活動の全体の最適化を図ります。それには、パッケージソフトを活用する方法が近道です。

Q05542016年3月 9日

テーマ:製造・設備

【生産管理の必要性】

製造業では、さまざまな製造ノウハウを各社がもっていますが、高品質、低コストの製品を指定された納期に、安定的にお客さまに提供するためには生産工程を管理することが求められます。

モノに焦点を当てた現場管理・改善だけでは、これらの要件を満たすことができず、作業者や機械を効率的に動かすための価値ある情報が必要になります。すなわち、効率的なモノづくりのために、情報システム(生産管理システム)が必要になります。

生産工程は、前段階として

  1. 受注する
  2. 生産計画を立てる
  3. 部品表(BOM:Bills of Materials)から資材所要量を算出する
  4. 資材を調達する

後段階として

  1. 製品在庫を管理する
  2. 出荷する

といったプロセスがあり、見込み生産・受注生産をはじめ、個別生産・ロット生産・連続生産、少品種多量生産・多品種少量生産量産見込み生産など、さまざまな生産形態があります。

図1 計画から生産までのフロー

図1 計画から生産までのフロー

【生産管理項目】

生産管理システムは、生産基本情報から受注、生産計画、所要量計算、手配指示、スケジュール、実績進捗、品質、出荷、在庫、原価を管理します。さらに会計システムともシームレスに連携して、売掛管理、仕入・買掛の管理と合わせて、生産管理・販売業務一体のシステム運用をするシステムに拡張すると、より大きな効果が得られます。

しかし、これらの機能をすべて兼ね備えていなければならないわけではありません。生産形態と会社の現状に合わせて、構築すればよいわけです。

生産工程は各社各様です。100社あれば100通りの生産管理があると言われる製造業にとって、生産管理システムも画一的なものではなく、一口に生産管理といっても細かく見ればさまざまな形態があり、各社に合わせたシステムとなっています。

【生産管理システムの導入】

まず、生産の業務フローを整理し、製品受注段階から、生産計画、部材の購入、生産工程、外注、受入、検査、出荷などの各ステップにおける収集(入力)データ、出力データ、その情報の流れ、モノの動きを明確にすることが重要です。そのためには、IT化が欠かせません。

具体的方法として、生産管理パッケージソフトウェアを利用する方法があります。標準的な業務プロセスに対応しているため、導入しやすいといった利点があります。しかし前述のとおり、各社の生産工程は製造業の競争力や創造性に関わる独特の工程をもっているため、製造業のすべてのプロセスを標準的な一つのパッケージで置き換えることは不可能で、パッケージのカスタマイズが発生します。

システムは、資材購買管理、日程管理、在庫管理、外注管理、原価管理などで構成されますが、複数のパッケージを導入してシステムがバラバラになると、一貫性のある実績の把握が困難になり、インタフェースがうまく取れず、再入力が必要といった不都合が発生します。こうした事態を防ぐため、自社の特性に合わせ、柔軟なITシステムを組むことが重要です。

回答者中小企業診断士 渡辺 英男

関連情報

同テーマの記事を見る 3つのコンテンツから検索ができます!

無料相談のお問い合わせ

電話で無料相談
頑張る中小企業「経営相談ホットライン」
TEL:0570-009111

メールでの相談無料
メール相談

このページの先頭へ

このページの先頭へ