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Q0316.伝統的工芸品の先進的な取り組みと国の支援策について教えてください。
当社は長年、伝統的工芸品の製造に従事しております。ここ数年、生産額が大きく落ち込んでいます。他産地の先進的な取り組みや国の支援策について教えてください。

伝統的工芸品の優れた品質やデザインに着目して、一段と商品力を向上させたものや、流通経路を見直したことで、従来の顧客層とは異なった需要層を獲得した例が数多くあります。これらの産業界独自の取り組みに加えて、法律での支援策も充実していますので、ぜひ活用してはいかがでしょうか。

Q03162016年3月14日

テーマ:デザイン・ブランド

伝統的工芸品の動向を見ると、製品ごとに大きなバラツキがあります。生産額が大きく減少している製品もあれば、着実に生産額を増加させている製品もあります。好例をあげると次のとおりです。

(1)デザインやブランド力を活用して新しい市場を獲得しているもの

「大館曲げわっぱ」、「博多織」など

(2)新技術との融合による新しい需要を開拓しているもの

「美濃焼」のリサイクル食器、「木曽漆器」の給食用容器など

(3)従来の技法と品質にこだわっているもの

「芭蕉布」、「輪島塗」など

自社の伝統的工芸品をどのような方向に向かわせるのかは、内外の環境を分析して、自社製品の強みを加味したマーケティングの考え方をもつことが重要だと思われます。

このような取り組みを継続していくためには、伝統的工芸品産業特有とも言える課題があることも事実です。たとえば、地方の産地での後継者育成問題があります。伝統の技を覚えるには、徒弟制度による技術の伝承というスタイルが若年層には馴染まない傾向が強く、就労定着には早い段階での研修が必要となっています。また、原材料の確保難という大きな問題も将来の生産維持に不安を残しています。

国の支援策としては、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」(「伝産法」)に基づいて、さまざまな支援策を用意しています。伝産法に基づく各種計画の承認を受けた事業者は、以下の事業に必要な経費の補助を受けることができます。

  1. 後継者育成事業:後継者育成研修など
  2. 需要開拓等事業:需要開拓など
  3. 地域人材育成・交流支援事業:人材育成、消費者との交流の推進など
  4. 地域活性化事業:活性化計画、連携活性化計画に基づく、活性化事業および連携活性化事業
  5. 産地プロデューサー事業:支援計画に基づき産地プロデューサー自らが産地に入り込んで、新商品開発・販路開拓などに関わる事業

以上、自社や産地独自の継続的な取り組みと国の支援策をミックスして、需要開拓に挑戦してみてはいかがでしょうか。

回答者中小企業診断士 高橋 順一

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