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Q0293.現場での5S運動定着化のための考え方、行動の仕方は?
3年ほど前に、5S運動を導入して現場改善に努めています。定期的な点検を行っていると、5Sがうまく機能していないことを発見することがあります。どのように対処すればよいのでしょうか。

5Sがうまく定着していない事例は、多くの企業に見受けられます。なぜ、5Sルールが遵守できないのか、そのできない理由を確認してください。生産状況は常に変化しています。その変化に伴って、ルールや作業手順の変更が必要となります。

Q02932016年3月 4日

テーマ:製造・設備

5Sのルールが遵守できない理由は、大きくわけて2つあります。1つは、作業者の怠慢によるものであり、もう1つは作業環境が変化して、いままでのルールを遵守することができなくなっているケースです。前者の場合、作業者の再教育が必要であり、後者の場合は、作業ルール、作業手順の見直しが必要となってきます。

まずは、前者の「作業者の怠慢」については「躾」という項目が重要になってきます。5Sでいう「躾」とは、好ましいルールの「習慣付け」と言えます。「躾られた状態」とは「決められたルールに従って作業できている状態」を指します。 逆に「躾られていない状態」とは、「ルールが守られていない状態」を指します。たとえば、置き方などのルールを決めたのに、材料が元通りに戻らないという状況があったとします。ルールが守れる状況にあるにもかかわらず「元に戻さない人がいる」場合は、管理者クラスがその人に対して徹底するよう、指導や働きかけをしていきます。

管理者は、「なぜ戻さないのか」の原因を究明して、問題の本質を掴むことが重要です。 そして、一方通行ではなく、作業者と一緒になって改善策を見つけることがポイントとなります。

後者の「作業環境の変化」の場合、「作業工程が変わったため、定位置に戻すのが困難である」、「決めたルールが曖昧なため、現場が混乱している」、「モノが多すぎて、すべて同じところに戻せない」など、生産状況の変化によって、ルールや手順が守られない状態となっているものです。この場合は、作業者の問題ではなく、ルールの見直しや整理、整頓、清掃(3S)のレベルアップを図ることが必要です。これを怠ると5Sは形骸化することになります。

以上のポイントを振り返ると、いわゆるPDCAサイクル(計画、実行、点検、是正)の流れに沿って、5S活動を行うことが定着につながる道だということが分かると思います。ルールを決めたら、それが完了ではなく、一度動き出したルールの点検、是正こそが現場の5S活動を本物に変えてくれるのです。

図1 5S活動定着のポイント

図1 5S活動定着のポイント

5Sは、整然とした職場をつくり出す活動ではありますが、5S運動を通じて「あたり前のことを、あたり前に実行する、基本を徹底する、指導する力を養う」といった効果を狙った活動でもあります。5Sが定着するためには、粘り強い活動が必要です。

回答者中小企業診断士 高橋 順一

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