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Q0282.海外からの半製品輸入を検討していますが、その際の留意点を教えてください。
水産物加工業を経営しています。最近、輸入原料の仕入価格の高騰で悩んでいます。製品価格は頭打ちであり、値上げを容認してもらえる状況にはありません。コストダウンのために、海外からの半製品輸入を考えていますが、留意点などがあればアドバイスをお願いします。

海外からの半製品輸入は、慎重に行うべきです。とくに、コストダウンを優先して取引しようとすると失敗するケースが多いようです。あくまで品質を優先して、国内で加工するのと同じレベルで輸入できることを検証した上で、コストダウンを検討すべきです。

Q02822016年3月 4日

テーマ:仕入・在庫

輸入水産物の仕入価格高騰を少しでも回避するために、海外での1次加工による半製品輸入を考えることは、選択肢の一つだと思われます。ただし、海外での半製品加工は難しい面もありますので、慎重に考えるべきです。以下に、その留意点をあげてみます。

【直接輸入か間接輸入か】

貴社は、いままでに海外から水産物や加工品を直接輸入されたことがあるでしょうか。もしないとしたら貿易に関する知識の習得から行わなければならず、時間がかかるものと思われます。輸入しようとする半製品に詳しい輸入商社を経由した間接輸入を選択した方が賢明と思われます。ただし、輸入手数料がかかりますので、どの程度になるかよく確認しておくことが必要です。

【加工基地をどこに置くか】

一般的には、原材料の生産地で1次加工を行うことが原料の鮮度低下や海上運賃をセーブする意味でもよいと思われます。ただし、生産地に加工設備や加工技術がない場合は、それらが整備された別の国を探す必要があります。(独)日本貿易振興機構(ジェトロ)のような専門支援機関や輸入商社へ相談することが必要と思われます。

【品質を最優先に考えるべき】

コストダウンを優先して、低品質の半製品が到着してトラブルになるケースが多く見られます。あくまで品質を優先して、国内で加工するレベルで輸入できるという確証が得られることが必要です。そのためには、現地の加工会社へ加工技術または品質管理の指導員を長期派遣することも考えなくてはなりません。

また、技術を修得した後でも、現地での定期的な半製品の検品は必要不可欠です。このような費用を考慮した上で、コストダウンにつながるのかどうかを判断してください。

【加工ノウハウの流出】

海外での半製品輸入を行う場合、半製品加工に専門的なノウハウが必要なことがよくあります。半製品加工企業にそのノウハウがない場合は、貴社のノウハウを教えることとなります。加工ノウハウを修得して、競合他社へ同じ製品を売られてしまったというケースがよくあります。このようなケースがあるということも考慮して、輸入を行うべきかどうかを判断してください。

以上、海外からの半製品輸入についての留意点をあげてみました。そのほかにも、言葉の問題や商習慣の違いなど、考慮すべき点は見られます。慎重な調査を行って、リスクを回避しましょう。

回答者中小企業診断士 高橋 順一

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