本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

トップページ  >  経営をよくする  >  ビジネスQ&A

特集一覧 中小企業に役立つ記事や施策をトピックスごとにまとめています。

Q0278.仕入れコストを下げるための方法を教えてください。
現在食料品店を経営しています。仕入の規模が小さいために、大手スーパーなどに比べると、仕入コストが高い状況です。何か工夫することで、コストを下げることは可能でしょうか。

共同仕入組織の構築やボランタリーチェーンへの加盟など、規模の効果を発揮することができます。また、仕入先の変更や仕入条件の見直しなどによっても仕入コストの低減が可能です。

Q02782016年2月19日

テーマ:仕入・在庫

近年、大手スーパーやコンビニエンスストアの台頭など、中小の食料品店を取り巻く環境は非常に厳しくなっています。大手スーパーなどでは、仕入ロットが非常に大きいために、ボリュームディスカウント(数量割引)により、1単位あたりの仕入価格を安くすることで、低価格でお客さまに販売することが可能になります。

こうした競合店に対抗するために、中小の食料品店でも、仕入や商品構成の工夫が必要になります。仕入価格の低減のポイントをみていきます。

【仕入価格の低減】

1.共同仕入組織の構築

同業者が任意で組織化し共同仕入を行えば、数量割引によって安く仕入れることができます。しかし、任意に組織化されたグループであるため、ルールが確立していない場合もあり、利益配分や在庫リスクなどの問題が生じるケースも考えられます。このような組織を形成する場合には、契約書などの作成や組織内でのルールをきちんと確立しておく必要があるでしょう。

2.ボランタリーチェーンへの加盟

仕入単価を低減させる手法の1つとして、チェーン本部が加盟店の商品をまとめて仕入れる方法があります。具体的にはボランタリーチェーンなどの組織を構築して、組織力で競争優位を確立する手法です。

ボランタリーチェーンとは、自店の継続的繁栄を実現するために、同じ目的をもった小売店などと組織化し、目的共同体を結成して、大型店などに対し、共同仕入することにより少しでも有利に戦っていこうとしている団体をいいます。

(1)ボランタリーチェーンにおける加盟店のメリットと留意点

ボランタリーチェーンに加盟すれば、本部が集中仕入を行いますので、規模の効果により仕入単価が安くなります。また、仕入以外にもボランタリーチェーン本部は、加盟店に対して、経営支援、売れ筋商品などの情報提供、従業員教育、販売促進などさまざまな小売店に対するサポートをしてくれます。

しかし、加盟店は資本的に独立しており、経営的には組織を離れて自由に行動できます。だからこそ、契約のルールを遵守して、本部の戦略に合わせて行動する必要があります。ボランタリーチェーンに加盟することによる自社のメリットや加盟することによる制約などの条件を見極めて加盟するのかを判断する必要があります。

(2)ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーンの共通点と相違点

<共通点>

  • 加盟店の資本は独立

<相違点>

  • ボランタリーチェーンは、加盟店(または卸と加盟店)が組織を結成。フランチャイズチェーンは、本部と加盟店が1対1の契約で成立。
  • ボランタリーチェーンは加盟店同士の横のつながり(相互助成が可能)である。フランチャイズチェーンは横のつながりがない。

【仕入の現状の分析→改善】

大量仕入による数量割引以外にも、現金問屋の活用、生産者からの直接仕入など、「仕入先」や「仕入時期」、「仕入条件」などいくつかの項目で現状を分析して、改善できる要素はないのかを検討してみる必要があります。

また、このような仕入計画は、当然販売計画と合わせて検討する必要があります。いくら、安く仕入れることができても、死に筋商品や自社のストアコンセプトに一致しない場合には、在庫として売れ残るなどのマイナスの要因が考えられます。よって、常に自社の商圏の顧客ニーズを的確に把握する必要があります。

中小企業であっても、商品・サービスの差別化やさまざまなコスト削減を実施することにより、大手競合企業に対抗できる競争優位を確立することができます。いろいろと工夫してみましょう!

回答者中小企業診断士 沢田 一茂

関連情報

同テーマの記事を見る 3つのコンテンツから検索ができます!

無料相談のお問い合わせ

電話で無料相談
頑張る中小企業「経営相談ホットライン」
TEL:0570-009111

メールでの相談無料
メール相談

このページの先頭へ

このページの先頭へ