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Q0144.正社員にマネジメント業務を十分に行わせるにはどうすればよいですか?
飲食店を数店舗経営し、1店舗あたり数人の正社員を配置しています。ただ、正社員がいないと店が回らないため、正社員の勤務時間が非常に長くなってしまいます。また、社員が店舗運営ばかりに時間をとられ、マネジメントに時間を割くことができません。これからほかにも店舗を増やしたいと考えていますので、ある程度パート・アルバイトに仕事を任せ、正社員にはマネジメント業務に注力させたいと考えています。どのようにすればよいでしょうか。

優秀な従業員(パート・アルバイト)を採用し、一人ひとりに合わせて目標や教育方法を設定し、能力に合わせてできるだけ店舗運営業務の権限を委譲することを検討してください。

Q01442016年3月 4日

テーマ:教育・能力アップ

営業時間が長くなるのに従い、正規従業員の長時間勤務や休みのない状況などが問題となっています。そのため、パート・アルバイトを有効に活用する必要性はますます高まっています。多店舗を経営する体制を整えつつ、優秀なパート・アルバイトを確保し、育成する方法についてご説明します。

【正規従業員の本来の仕事は「マネジメント」である】

飲食店やサービス業などの店舗の中には、正規従業員がやらなければならないこと、パート・アルバイトには任せられないことが多すぎて、正規従業員だから休みがなくても長時間勤務であっても当たり前だと考えているところも少なくありません。しかし、調理などの専門業務をもつ正規従業員を除き、本来の正規従業員の仕事は「マネジメント」である場合が多く、店舗運営の責任者としての役割を果たすことが求められます。

パート・アルバイトを教育したり、シフトを調整したり、店舗の現状把握や改善策の検討をしたり、次の販促活動を検討したりといったマネジメント業務こそが、本来の正規従業員の仕事であり、いかにマネジメントの仕事に時間を割くかが、店舗の将来を左右するといっても過言ではありません。

そのためにも、パート・アルバイトでできる業務については、できるだけ任せることが必要です。もちろん、パート・アルバイトの人件費をいくらかけてもよいというわけではありません。しかし、もしマネジメントのために時間を割くことができれば、曜日別や時間帯別の売上予測に時間を割き、その売上予測に応じて効率的にパート・アルバイトのシフトを組むことが可能になるかもしれません。

また、余分な経費を見直したり、効果的な販促活動を検討したりといったことに時間を割き、より効率的な店舗経営が可能となるでしょう。毎日の店舗を回すことばかりに時間を割き、正規従業員がパート・アルバイトでも可能な業務を行うことは、非常にもったいないことだと言えるのです。

【従業員(パート・アルバイト)に合わせて目標や教育方法を設定する】

そのためには、まずパート・アルバイトに対して、どこまでは任せてどこは任せないのか、そのラインを明らかにすることが必要です。どうしても任せられないことであったり、パート・アルバイトに情報を公開すべきでなかったりすることを明確にし、ある程度のマニュアルを作成するのと同時に、パート・アルバイトの能力に合わせてできるだけ業務の権限を委譲することを検討してください。

さらに、パート・アルバイトの一人ひとりに対して目標を設定し、その目標を達成するためのステップを明確にしましょう。たとえば、「○○さんには3か月後に開店時の責任者としての業務を任せます、そのためには開店準備とレジ開けの業務はできるようになってください」、「○○さんには、半年後にはフロアの責任者としての業務を任せます、そのためにはサービス全般に対する勉強をして、接客のプロを目指してください」といったように、具体的な目標とその業務内容を示します。

その人の適性や希望に合わせながら、一人ひとりの目標を定めることで、パート・アルバイトの方のヤル気を引き出すことも可能となります。

【実際に営業をさせることで、店舗の意識改革を行う】

これらの業務を実行できるようパート・アルバイトを教育したら、正規従業員が出社していたとしても口を出さず、どんどん仕事を任せてみましょう。そうすることで、正規従業員はマネジメントが本来の業務であり、店舗の運営自体はパート・アルバイトで行うもの、という意識改革を行うことも可能となります。

このような経緯を経ることで、結果として正規従業員にばかり依存する店舗運営から脱却することが可能となります。本来、人は信頼して仕事を任せれば任せるほど、ヤル気につながることが多いものです。信頼して任せられるパート・アルバイトの育成に注力し、店舗のマネジメント力を高めましょう。

回答者中小企業診断士 安田 裕美

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