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Q0142.従業員とのコミュニケーションの取り方について、アドバイスをお願いします。
数十名の従業員を抱える飲食店を経営しています。自分としては、いろいろな目標やビジョンがあり、これからもっと店をよくしていきたいと考えていますが、パートやアルバイトの従業員が多く、なかなか私の考えがうまく伝わりません。現状を変えることについても抵抗があるようですし、とくに目標やビジョンを伝える機会もありません。どうしたらよいでしょうか。

まず、目標やビジョンを従業員が目にしたり、耳にしたりする機会を数多くつくることが必要です。さらに、ビジョンと具体的な行動の両方を従業員に明確に示すとともに、そのビジョンや具体的な行動を基準とした目標を設定し、評価につなげるとよいでしょう。

Q01422016年2月19日

テーマ:経営ビジョン・相談

このようなとき、まず経営理念やビジョンを明確にすること、そしてコミュニケーションの大切さを理解することが必要です。ご質問のケースの場合には、これらが必要であることはすでに認識されていると考えられますので、これらをどのように実行するかについてご説明します。

【目にする機会、耳にする機会をつくる】

まず、現在社長が抱えていらっしゃる経営目標やビジョンを、従業員が目にしたり、耳にしたりする機会を数多くつくることが必要です。

目にする機会の例としては、休憩室の壁にビジョンを提示したり、掲示板を使ったりすることが考えられます。また、耳にする機会の例としては、朝礼や面接、会議の活用などが考えられます。朝礼や会議を通じて何度も繰り返し伝えたり、従業員との面接を定期的に行ったりするとよいでしょう。

また、会議(ミーティングも含む)では、「従業員を知る」という視点も重要です。そうすることで、どのような意識をもっているか、何を目的として仕事に取り組んでいるのかなどを知ることができ、コミュニケーションを活発にすることができます。正社員以外の従業員を尊重する気持ちや信頼感がなければ、どれだけ立派なビジョンがあったとしても、実現することは難しいでしょう。

本来であれば、パートやアルバイトなどの従業員全員が、社長の理念やビジョンに共有して勤務することが望ましいのですが、多くの従業員を抱える場合には難しいことが多いかもしれません。しかし、たとえば東京ディズニーランドの従業員(キャスト)の一人ひとりは、そこで働くことに喜びを感じ、生き生きと働いています。これは一つひとつの店舗であっても同じことが言えます。少しずつでもビジョンを提示し続けることで、従業員の意識を高め、一つの方向に向かわせるようにすることが大切です。

【ビジョンと具体的な行動の両方を伝える】

ただし、通常の業務の内容とビジョンとの間にギャップがあり、具体的にどのような行動を起こせばよいのか分からない場合があります。たとえば、社長が「お客さまに楽しい時間を提供する」というビジョンをもっていたとしても、従業員がその「楽しい時間」とはどのようなものか分からなければ、明日からの業務に活かすことはできないでしょう。

そのため、「楽しい時間」を提供するためにはどうすればよいのか、どのような商品やサービスを提供する必要があるのか、などの具体的な行動を明示する必要があります。具体的な指示を与えることで、従業員が次にどのような行動を行えばよいのかが分かるようになります。

このとき必要なのは、「ビジョン」とその「具体的な行動」の両方を従業員に伝えることです。ビジョンだけでも、具体的な行動だけでも足りません。そして、その実現のために必要な行動を、社長自らが信念をもって、率先して実行することが望ましいでしょう。

これらはビジョンだけではなく、経営目標についても同じことが言えます。中長期的な経営目標を実現するために、年間の目標や月間の目標などを明確にし、それを具体的な行動に落としていきます。ここでも、経営目標と具体的な行動の両方を従業員に伝えることが必要となります。

【目標に対する評価を行う仕組みをつくる】

従業員の評価を行う際に、単に勤務期間や勤務姿勢を評価するだけではなく、一人ひとりの目標を定め、その目標に対する達成度合いについても評価基準に加えます。そして、その目標を設定する際の基準に、社長のもつビジョンや前述の具体的な行動などを組み入れてみてください。

このような目標設定やその評価を、社長自身が一方的に行うのではなく、従業員と一体となって行います。そうすることで、社長の考えを直接従業員に伝えることも、従業員の意見を直接汲み取ることも可能となります。このような仕組みの中で、従業員とのコミュニケーションを密にし、従業員のモチベーションや働きがいを高めることができるようになるでしょう。

回答者中小企業診断士 安田 裕美

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