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Q763.地震災害に対するBCP作成のアプローチ方法を教えてください。
当社は従業員60名の機械部品製造会社です。当社も社長からの指示でBCPを作成することになりました。津波の心配はないのですが、地震の影響を心配しています。BCP作成は当社にとって初めてのことなので、何から手をつけて良いのか分かりません。具体的にどのように取り組めば良いのでしょうか。簡単にポイントを教えてください。

A.まず、全社員にBCP作成を周知し、BCP作成プロジェクトを立ち上げ、とりあえず形にし、ブラッシュアップしていけば良いという方針で取り組んでください。BCP作成にあたっては、中小企業庁が公開している「中小企業BCP策定運用方針」などを参考にしてください。

【地震BCP作成にあたって】

地震BCPを作成する場合、経営者が中心となり、全社的に取り組むことが肝要です。従業員の命と生活を守ることが大前提ですから、従業員の理解と行動がなくてはBCP作成の意味がないからです。

BCP作成にあたっては、最初から完璧なものを作成しようとしないことが必要です。完璧なBCPを作成しようとするあまり、結果として作成できないということになりかねないからです。まず、全社員に対しBCP作成に取り組むことを周知し、BCP作成プロジェクトを立ち上げ、とりあえず形にし、ブラッシュアップしていけば良いという方針で取り組んでください。

【BCP作成】

1.地震規模の想定とその影響度

地震調査研究推進本部が地域別に「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」を公表しています。また、各自治体では液状化マップや防災マップ、地域の危険度マップなどを公表しています。

まず、公表されている資料をもとに貴社の立地する地域の地震の大きさを想定し、地震が起きた時の自社への影響度を分析します。
 次に、事業の存続に関わる重要業務を特定し、その業務継続に必要なボトルネック資源(ヒト、モノ、カネなど)を把握します。取引先への影響や自社の体力などを勘案し(または、取引先と話し合い)、重要業務の復旧に要する期間を決定します。

地震の影響がどの程度重要業務に被害を及ぼすのか把握し、復旧のための対応策や代替案(外注など)を検討します。この時、(1)どの設備が壊れるのか、(2)交通インフラは動くのか、(3)何人の従業員がどのくらい欠勤するのか、(4)本社、工場へ入れるのか、などなるべく想定できる被害を具体的に検討することがポイントです。

2.事前対策

事前に被害を低減できる対策があれば検討し、事前対策をとります。具体的には、(1)建物の耐震補強、(2)日常の業務プロセスの見直し、(3)機械や設備などの転倒防止、(4)避難経路の確保、(5)緊急事態時の他社との協力体制の構築、その他などの対策です。また、社長の自宅も耐震補強をして、社長の在宅時の地震発生に備えることがポイントです。

3.安否確認

安否確認の手段としては、携帯電話、インターネットメール、Twitter、Facebook、災害伝言ダイヤル、その他の安否確認システムなどがあります。ポイントとしては、(1)二重、三重の代替策をあらかじめ決めておく、(2)会社の規模、コストなどを勘案して自社に合った方法を選択する、などが考えられます。

実際のBCP作成にあたっては、中小企業庁が公開している「中小企業BCP策定運用方針」などを参考にしてください。その場合も、はじめから完璧なBCPを作成しようとせず、机上のシミュレーションや訓練を通してブラッシュアップするようにしてください。

関連情報
<都道府県ごとの地震活動>(地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/
<中小企業BCP策定運用指針>(中小企業庁)
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/
回答者
中小企業診断士 石井 浩一

2016年3月15日更新

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