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経営ビジョン

Q708.経営理念を構築するにはどうしたらよいのですか。
これまで当社では、明確な経営理念が策定されていませんでした。父親から2代目として事業を承継するにあたり、経営理念を策定したいと思いますが、どのように策定すればよいのでしょうか。

A.経営理念構築の意義を明確にするとともに、他社の経営理念を参考にしたり、経営理念の構成要素を考慮したりするなどの手順で、策定していきます。ただし、経営理念を策定・公表することよりも、実践することが重要であることはいうまでもありません。

【経営理念の意義】

経営理念は、企業が目指そうとしている望ましい状態を指し、抽象的な表現となることが一般的です。どのような社会貢献をするのか、どのような会社を目指すのか、ということが含まれることもあります。不確実性が高い現代において、社員が「当社の社員」として、どのように行動するべきか指針を示すものとして、経営理念の重要性が増しているといえるでしょう。

【経営理念の構成要素】

以下に挙げた構成要素を検討してみましょう。経営理念は、設定者の価値的概念であるため、必ずしも以下の項目をすべて盛り込む必要はありません。経営理念策定の趣旨を踏まえ、当社の価値観を的確に表すことのできるものを構成要素として、ピックアップしてください。

  • 事業活動 事業領域のなかで、どのような事業活動を行うかを明確にします。より具体的な従業員の行動指針となり得ます。
  • 自社が果たすべき使命
    事業を通じて、当社が果たすべき使命を明確に示すことで、当社の事業活動の根底にある想いを示します。
  • 社会に対する貢献
    事業を通じて、どのような社会貢献を果たすのかを示します。
  • 顧客、従業員、取引先への姿勢
  • 会社の判断基準

多くの会社では、ホームページや会社案内において、経営理念を公表しているようです。それらや上記項目、また先代の考えも参考にして、関係者で話し合って、まずはたたき台を作成し、そこからブラッシュアップを図っていってください。

図1 経営理念の構築手順

図1 経営理念の構築手順

なお、心にもない形だけの経営理念を策定・公表してしまうと、経営者をはじめ組織構成員の行動と経営理念との乖離(かいり)が発生し、かえって不信感を招いてしまいます。そもそもなぜ経営理念を策定するのかという目的から外れないように注意していきましょう。

【経営理念の活用】

上記のとおり、経営理念は掲げるだけでは意味がありません。そこで、いかに浸透させていくのかということですが、経営理念を従業員に理解していただくには、経営者が熱い想いを込めて繰り返し継続的に訴えていくことが重要となります。朝礼や会議だけでなく、ちょっとしたミーティングや社内での雑談など、あらゆる場面で制定した経営理念を活用しなければなりません。

会社を取り巻く外部環境は日々、刻々と変化していきます。気がつくと環境に即さない経営理念になっている可能性もありますので、定期的に見直していきましょう。ただし、頻繁に変えていては、経営理念の意義が揺らいでしまいますので、策定や見直しは慎重に行うことが必要です。

回答者
中小企業診断士 三上 康一

2016年3月22日更新

経営ビジョン


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