本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > ビジネスQ&A

ビジネスQ&A


Q&A検索

現在のQ&A登録件数

884



従業員のマネジメント

Q699.従業員の規律意識を高めるにはどうしたらよいですか。
24時間営業のコンビニエンスストアを経営しています。深夜勤務は古株のアルバイトに任せているのですが、友人を連れてきたりするなど、溜まり場のようになっている噂を聞きました。どのように改善したらよいでしょうか。

A.深夜勤務のスタッフには、リーダーの社会的勢力が及びにくいという側面があります。深夜スタッフとの接触を増やして、根気強く意識と態度を改善する取り組みが必要となります。

【深夜勤務の特徴】

深夜勤務は、夜10:00~朝5:00までの勤務を指し、深夜勤務手当として25%以上の賃金を上乗せしなければなりません。一般的に店舗責任者は店舗内業務だけでなく、対外的(本社、取引先など)業務も行いますから、深夜勤務に就くことは困難な場合が多いといえます。責任者の代行者もほぼ同じ状況であるため、深夜勤務は非正規従業員に任せているケースが多いようです。

深夜勤務を任された非正規従業員の大きな特徴は2つ挙げられます。

まず、情報量が少ないということです。日勤スタッフから業務の引き継ぎなどはしっかり行われていても、深夜スタッフは店舗責任者やその代行者と一緒のシフトに入ることがほとんどないため、雑談や非公式的な情報が入手しづらいのです。

また、人々の生活が深夜に及ぶようになったとはいえ、世間は朝に動き出し、夕方や夜に活動を終えるというパターンが一般的です。深夜勤務は、そのパターンと逆行する勤務形態であり、上述のとおり店舗責任者との直接的な接触が少ないため、疎外感や孤独感を感じながら勤務していることを忘れてはなりません。このことは、スタッフによっては25%増しの賃金だけで解決できるものではないということを認識しておく必要があります。

【リーダーの社会的勢力】

リーダーが部下などに発揮するパワー(社会的勢力)には、以下の6つがあります。

  • 罰(叱責・減給・解雇など)を与える「強制勢力」
  • 報酬(昇進・昇格・賞賛を含む)を与える「報酬勢力」
  • 高い専門的知識や職務技能を保有する「専門勢力」
  • 指示命令を与える権限を保有する「正当勢力」
  • リーダーに対し尊敬やあこがれを感じさせる「準拠勢力」
  • さまざまな情報を持つ「情報勢力」

以上のことからも、深夜スタッフにはリーダーの社会的勢力が及びにくいことを意識した対策が必要です。

【勤務態度の改善】

上記を踏まえたうえで、対策を講ずる必要があります。ご質問のような状況は、店舗の品格を落としかねず、顧客離れを引き起こします。深夜の時間帯の売上が落ちるだけではなく、その風評は日中の売上にも影響します。

深夜スタッフの勤務態度をあらためていただく方法としては、都合がつくのであれば一定期間、日中のスタッフと深夜スタッフの勤務時間を交代し、店舗管理責任者と一緒のシフトで働いていただき、深夜スタッフの意識や勤務態度を改善させるという方法があります。逆に店舗管理者が深夜シフトに入って、深夜スタッフと働いてもよいでしょう。

また、定期的に深夜スタッフとミーティングの機会を持つことも必要です。ミーティングの開催時刻は、体力を消耗している深夜勤務終了後よりも、深夜勤務開始前の方がよいでしょう。このようにして深夜スタッフとの接触を増やし、リーダーの社会的勢力を増していく必要があります。

関連情報
<Q157.アルバイトに長く勤めてもらい、戦力にするにはどうすればよいでしょうか。>(J-Net21)
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/157.html
回答者
中小企業診断士 三上 康一

2016年3月14日更新

従業員のマネジメント


このページの先頭へ