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製造の現場

Q613.「見える化」とはどういうことなのでしょうか?
機械部品製造業を経営しています。「見える化」を行うことによって生産の効率化が図れたという話をよく耳にしますが、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか。具体例をまじえて教えてください。

A.「見える化」は新しい言葉ではありません。製造業で古くから活用されてきた「目で見る管理」から発生した言葉です。製造現場で使われてきた手法がさまざまなビジネスで有効だということが伝えられるようになり、新しい手法と思われるようになったのです。 「見える化」のポイントは、まさに現場に行って見えるモノ・コトを誰もが共通認識を持って判断・解決することです。

1.「見える化」とは

「見える化」とは、仕事における問題を常に見えるようにすることで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現し、さらに問題が発生しにくい環境を実現するための取り組みといえます。
 「見える化」という言葉は、新しい言葉ではありません。「目で見る管理」という生産合理化手法が従来から活用されていますが、「見える化」はまさにここから発生した言葉です。
 「見える化」でよく知られているものに、トヨタの「あんどん方式」や「かんばん方式」があります。
 トヨタの現場では、問題が発生すると現場の担当者が「あんどん」を点灯することで、問題の発生を早期に各部の工場担当者へ知らせ、迅速に対応できるようになっています。
 また「かんばん方式」では、必要な部品や数量を書いた札(かんばん)を生産工程でまわしていくことで、必要な部品を、必要なときに、必要なだけ調達できる、ムダのないジャスト・イン・タイム生産を実現することができています。
 この「見える化」が最近注目されてきたのは、この管理手法が生産現場だけではなく、さまざまなビジネスの現場で有効だということを著名な経営者や学者が話し始めたことが要因のようです。

2.「見える化」導入のポイント

「見える化」の重要なポイントとして共通に言われることは、以下の3点です。

(1)数値はムダや異常の発生を知らせる警報でしかなく、その原因は現場に行かないと見えない、現場の見える化を実現して初めて発見し解決できる。

(2)「交差点の赤青黄の3色信号機」や「野球のスコアボード」のように、同じ情報を見て全員が同じ認識ができるよう、シンプルでわかりやすい共通の判断基準をつくる。

(3)全員が共有したものを共通認識にまで落とし込み、現場の改善教育を通じて誰もがムダや異常を見抜ける眼力を養う。

図1 見える化の事例(トヨタ自動車の例)

図1 見える化の事例(トヨタ自動車の例)

情報を見て何かおかしいと思ったら、経営者や管理者は現場に足を運び、自分の目で確かめましょう。現場がどこまで見えているかによって、問題の所在を発見することができ、解決策も生まれてきます。問題が見えないと、何も解決できないというわけです。

「見える化」を始める第一歩は、非常に基本的なことですが、仕事場を整理・整頓することです。「見える化」を実践している企業を見ると、現場の整理・整頓から改革をスタートさせています。
 「見える化」の手法を理解して業務に役立ててみてください。

回答者
中小企業診断士 高橋 順一

2016年3月10日更新

製造の現場


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