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Q1110.海外インターネット販売の際に注意すべきことを教えてください。
キャラクターコンテンツ製品の企画販売を行う会社です。国内販売も軌道に乗ってきたため、今後は海外インターネット販売も考えたいと思っています。まずは何をすればよいでしょうか?

A.インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引を、最近では「越境EC」と呼びます。越境ECは「貿易」に該当し、どの国に何を販売するかだけでなく、海外ユーザーに商品を無事届けるまでが重要となります。

インターネットの普及により、海外からのインターネット注文を受けることが容易になってきました。世界の越境EC市場規模は継続的に拡大しており、2018年には3,000億ドルを超える市場になると予測されています。ここでは、このようなビジネスチャンスを前に、注文を受けるサイトの注意点や、注文を受けた場合、海外のお客様にどのように荷物を届けるべきか、などの注意点をまとめます。

【ホームページについて】

注文を受けるホームページについては、自国内向け(母国語)のサイトだけでなく、ターゲットとする外国の言語サイトも設けます。しっかりとしたマーケティングに基づき、ターゲット国やターゲット客を明確化することが重要です。

【国内取引との違いを理解する】

海外への輸送手段やルールは、国内取引と大きく異なります。以下に注意しておきましょう。

図1

そのほか、海外輸送では荷物を雑に扱われるケースも想定されるため、つぶされない強度の梱包材を使用することなども非常に重要です。

【カントリーリスクを知る】

海外(特に開発途上国)との取引においては、戦争や内乱などの治安悪化、あるいは政治上、輸出入の通関ルールが変更になる、などのリスクがあります。このようなリスクを回避するためには、事前に市場調査を行い、国際情勢や当該国の政治経済情勢・社会動向などを把握しておくとともに、配送会社の配送禁止情報などを常時確認する必要があります。状況によっては貿易保険なども検討するほか、特にハラール(イスラム法で許されたもの)とハラーム(イスラム法で禁止されたもの)については慎重を期した対応が求められます。

このように、越境ECについては専門的な知識と調査が必要ですが、中小企業基盤整備機構では勉強会をはじめ、さまざまな支援を行っています。補助金の支援などもありますので、越境ECを検討されている方は、積極的にこの制度を活用されることをお勧めします。

関連情報
<中小企業越境ECマーケティング支援>(中小企業基盤整備機構)
http://crossborder.smrj.go.jp/
回答者
中小企業診断士 小野寺 義明

2016年10月19日更新

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