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ビジネスQ&A


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経営ビジョン

Q1082.ビジネスサービス業界全体の動向について教えてください。
インターネットサービス業を経営しています。当初は、インターネットプロバイダーとして創業しましたが、システム開発、Eコマースサイト運営、セキュリティコンサルティング、クラウドソーシングなど事業が拡大しており、現在事業ドメインの見直しをしています。そこで、ビジネスサービス業界全体の動向を教えてください。

A.ビジネスサービス業は低迷を脱し、売上高は増加に転じています。好調な業種は、情報通信業、学術研究、専門・技術サービス業です。特にインターネット関連のクラウドやビッグデータ活用及びインターネット広告は、今後も成長が続くものと思われます。

サービス産業は、「無形性」「同時・消滅性」の性質を持つサービスを提供する業種の集合体ですが、サービス産業の範囲について厳密に定義することは難しく、ビジネスサービス業の定義も一定していません。ここでは日本標準産業分類における4業種をビジネスサービス業として設定(表1参照)し、総務省の「サービス産業動向調査」の数値などを用いて、全体感がわかるようにご説明していきます。

表1 ビジネスサービス分分類業種

表1 ビジネスサービス分分類業種

出典:東京都労働経済局「平成25年度 東京の中小企業の現状-サービス産業編-」より筆者が作成

【市場規模】

ビジネスサービス業の売上高は、横ばい傾向にありましたが、平成24年には大きく伸長し、売上高は13.6兆円でした。ビジネスサービス業は、名目国内生産の約1.5%を占める大きな市場です。このうち情報通信産業が最も大きな業種ですが、これには情報サービス業に加え、インターネット付随サービス業他が含まれています。学術研究、専門・技術サービス業には、専門サービス業・技術サービス業に加え広告業も含まれています。

図1 ビジネスサービス業の売上高推移

図1 ビジネスサービス業の売上高推移"

出典:経済産業省「サービス産業動向調査」より筆者が作成

【市場動向】

1.クラウドやビッグデータの活用

データをインターネットで管理するクラウドコンピューティング(クラウド)や大量のデータを分析して傾向を把握するビッグデータの活用に注目が集まっています。
 クラウドは、企業側にとってはコストが安く、非常に便利なツールですが、IT企業サイドから見ればシステム構築件数の減少、単価の下落などを生む要因となります。しかしクラウドは、安価で利便性の高いツールです。今後もさらなる普及が予想されます。
 またビッグデータは、購買履歴や口コミ、顧客情報、POSデータなどに代表され、企業のマーケティングや商品開発、新規事業の発掘などに生かされます。ビッグデータ活用に関心を集める企業が多い一方、専門家の数が圧倒的に不足しており、ビックデータ活用ITサービスの需要も今後増えることが予想されます。

2.成長が続くインターネット広告

インターネット広告は、インターネットやスマートフォンの普及とともに拡大してきました。ブロードバンドの普及やその後の検索エンジンの高度化などが後押しし、平成21年には、媒体別広告費で新聞を抜き、国内第二位の広告として成長しました。インターネット広告は、広告の表示、クリック回数に加え、サイト誘導後の閲覧者の動きも詳細にわかるため、効果測定が容易です。
 また、リスティング広告やRTB広告により閲覧者の興味・関心に合わせた広告配信が可能となるため、ターゲットの絞り込みも容易となります。広告費もテレビや新聞などに比べて低額で、まとまった資金が用意できない中小企業などでも活用できます。
 インターネット広告は、このように従来の広告にはない長所もあわせ持つため、今後も成長が続くものと思われます。

関連情報
<情報通信白書(平成27年版)>(総務省)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/index.html
<平成25年度 東京の中小企業の現状-サービス産業編->(東京都産業労働局)
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/monthly/chusho/genjou25.htm
回答者
中小企業診断士 林 隆男

2016年1月27日更新

経営ビジョン


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