
キューブ状の創業支援施設を提供![]() 奈良もちいどのセンター街の入口看板 古都・奈良の玄関である近鉄奈良駅を降りるとすぐそこは東大寺や興福寺、春日大社、奈良公園が出迎える。また元興寺を中心につくられた伝統的な町家が集積する"ならまち"付近をゆったり歩くのが観光客に人気だ。奈良市餅飯殿(もちいど)町にある『奈良もちいどのセンター街』は同駅からならまち付近まで行く途中にあり、日本手ぬぐいや古美術品の和材など個性的な店舗が立ち並ぶ。 一方で、同センター街は市役所の移転もあり客足が細り、空き店舗も目立ち始めた。閉店したパチンコ店もその一つだ。そこで同センター街協同組合は商店街活性化のためパチンコ店跡地を買い上げ、チャレンジ精神旺盛な若い起業家が出店できる商業インキュベーター施設「もちいどの夢CUBE(キューブ)」を建設した。 1店舗の広さは12m2程度。若者向けにデザインした透明の四角いキューブ状の部屋を10店舗用意。厳選した中から和雑貨や地下足袋などが2007年4月オープン。これらの店舗の出店で一段と商店街として「和」のイメージを打ち出すともに、30代の若者の創業意欲が後押しになって商店街全体の活気につなげたい考えだ。各店舗は連携する中小企業診断士らのサポートも受ける。 魚谷和良・奈良もちいどのセンター街協同組合専務理事は「契約期間は3年だが、早く成長してさらに広い空き店舗スペースに入居してほしい」と期待している。 奈良女子大学がイベントをバックアップ![]() 若い起業家たちが集まる、個性的なお店がいっぱいの「夢CUBE」 一方、奈良駅前の各商店街活性化に取り組んでいるのが奈良女子大学。同センター街との連携では「もちいどの商店街の歴史と現状・課題」など商店街活性化をテーマに学生以外にも商店街の人や市民を招いた出張講義を開いてきた。 年末には学生のアンケートを生かして各店舗の商品や共通商品券を景品にした大売り出しを実施。毎夏には、24時間テレビの奈良会場になる同センター街の関イベントとして商店街活性化体験講座「餅飯殿すごろく」を企画。参加者はスタートでチェックシートとサイコロを受け取り奈良にちなんだクイズなどに挑戦する。 また各商店街共通のイベントとしては毎秋開く正倉院展期間中に来る観光客に奈良の魅力を知ってもらおうと、スタンプラリーを開催するなど地域連携で奈良の特色ある街づくりに挑んでいる。 奈良県奈良市 奈良もちいどのセンター街の概要
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