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にぎわい商店街

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素人歌舞伎で再生
滋賀県ゆう壱番街商店街[滋賀県長浜市]

滋賀県ゆう壱番街商店街

滋賀県ゆう壱番街商店街

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昨年10周年を迎えた「長濱ゆう歌舞伎」

昨年10周年を迎えた「長濱ゆう歌舞伎」

琵琶湖の北東部に位置する滋賀県長浜市は人口8万4,000人。豊臣秀吉が初めて城持ち大名となった地で「国友鉄砲」の名称で知られる火縄銃で堺と並ぶ生産地としても知られる。JR長浜駅前には6つの商店街が存在する。その一つに女性も参加できる素人歌舞伎で中心市街地のコミュニティ再生に取り組む、ゆう壱番街商店街がある。2006年11月に10周年を迎えた「長濱ゆう歌舞伎」。第10回記念公演は播州歌舞伎(兵庫県多可町)、垂井町美濃和歌会(岐阜県垂井町)の三座共演で900人の観衆を魅了した。

同商店街は年間来場者数が300万人ともいわれる「黒壁ガラス館」のある商店街の一本北側に位置する。東西350mに渡り飲食店やアンティークショップなど62店舗が立ち並ぶ。近くには山内一豊ゆかりの大通寺があり、古くは門前町として栄えた街だという。

地元住民との交流活性化

今でこそ空き店舗は5店舗だが、94年ごろは約半分の店舗が廃業するシャッター通りだった。97年設立の長濱ゆう歌舞伎は、同商店街振興組合などが地元住民との交流活性化を目的に、年齢や性別に関係なく役者を公募して始まったイベント。400年の伝統を誇る子供歌舞伎の長浜曳山祭りで育った人々の協力を得て、商店街や地元住民らが手作りで始めた。

毎年5月ごろから公募で集まった総勢50人のスタッフが商店街に集い、けいこが始まる。歌舞伎を通じて地元住民との付き合いも増え、歌舞伎が地元へ浸透するのに合わせて、商店街のにぎわいも徐々に回復しだしたという。

高齢者が出資し、自身で運営するプラチナプラザ

高齢者が出資し、自身で運営するプラチナプラザ

また97年は空き店舗に高齢者が出資し、自ら店舗運営も行うプラチナプラザが4店舗開店した。高齢者50人が1人5万円ずつ出資し長浜市の助成も得て、リサイクル店や総菜屋、喫茶店などがオープン。地元の高齢者が運営するので固定客も多く、商店街への顧客誘導に役立っているという。このほか98年に老朽化したアーケードを一部撤廃するなど統一した町並み整備に着手した。

各店舗のひさしをセットバックして軒下は石畳に統一。通りをカラー塗装して、側溝は段差をなくすなどバリアフリー化を推進した。03年に残るアーケードの改修も行ったほか、06年には散水消雪設備装置を埋め込むなど、ユーザー視点に立った街づくりに力を注いだ。

若者呼び戻しがカギ

観光客が立ち寄るようになり、にぎわいを取り戻した商店街の今後の課題は、中心市街地への若者の呼び戻しだ。各店舗とも観光客メーンの商売に偏りが目立ち、夕方早くに店じまいする店舗が多い。このため働く女性が立ち寄れる時間に開いている店はほとんどないという。また週末は観光客があふれかえるため、地元の若者の足が遠のく課題もある。

滋賀県は人口増加率が全国トップで2017年まで人口増が続くとされる。だが一方で住環境の郊外化は進んでおり、中心市街地の人口は減少傾向で高齢化も進んでいる。観光客を除けば商店街を訪れる客層と商店街再生を主導した店主らの高齢化は進んでおり、後継者育成も難航している。商店街として本当のにぎわいを取り戻すには、地元の若者をどう呼び戻していくかがカギを握る。

滋賀県長浜市 滋賀県ゆう壱番街商店街の概要

商圏の規模(人口) 全国の観光客が多い
アクセス等 最寄鉄道の駅:JR長浜駅
鉄道の駅までの距離:500m
商圏を形成する上で
大きな役割を持つ周辺施設
神社仏閣:大通寺、豊国神社、長浜八幡宮
観光施設:長浜城、黒壁ガラス館、曵山博物館、海洋堂フィギアミュージアム黒壁、長浜鉄道スクエア、慶雲館、開知学校
学校:長浜パイオ大学、滋賀文教短期大学
その他:琵琶湖
商店街を形成する店舗数 67店舗(内5店舗廃業)
イベントの回数 イベント開催数:6回
特徴的イベント:長浜ゆう歌舞伎、盆梅展、長浜曵山祭り、夏中さん(浴衣祭り)、着物園遊会、アートイン長浜
共通施設 アーケードの有無:一部有
駐車場:800台収容(半径500m)

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