
ゲリラ的にイベントを開催宮崎市中心部の7商店街と5つの大型店が連携し、街の活性化に取り組んでいる。連携事業体の名前は「Doまんなかモール委員会(村岡浩司委員長=一平社長)」。年間100以上のイベントを実行するほか、宮崎市で大型コンベンションが開催される際は地元案内も行う。中心市街地を訪れる人は減少が続いていたが、ようやく反転上昇の兆しが出てきた。 ![]() 商店街が突如ファッションショー会場になる 南国宮崎にも寒風が吹き始めた06年11月、商店街の一画がファッションショー会場に大変身した。Doまんなかモール委員会が企画し、開催したもので会場周辺にはファッションショーを見ようと多くの人が集まっていた。Doまんなかモール委員会はファッションショーには素人の集まりだが、内容は本格的。最新のファッションを着飾ったプロのモデルがキャットウォークを歩く。参加するブランドは年々増え、中心部の百貨店・宮崎山形屋に入居する海外ブランドも複数参加しているという。 Doまんなかモール委員会は、ファッションショーのほかにも街角コンサートやボージョレ・ヌーボーの解禁に合わせてのワインバー開設など、年間100以上のイベントを実施している。イベントの開催には多くの労力を要する。それでも開催する理由は「ゲリラ的にイベントを実行し、商店街はいつも何かしているとの感覚をもってもらいたい」(村岡委員長)からだ。 早朝ミーティングでアイデア考案宮崎県の県庁所在地である宮崎市でも中心部を歩く人の数が減少しており、82年がピークだったという。各商店街や大型店はそれぞれが集客のためにイベントなどを開催してきたが、横の連携はほとんどなかった。次第に売り上げも減少し、空き店舗も出てきた。そこで「連携して中心部に人を呼び込もう」(同)と05年にDoまんなかモール委員会を発足させた。 月1回開催する委員会が最終意思決定機関だが、毎週月曜日の8時から早朝ミーティングを開いている。ここには20〜30代の若手が集まり、新規イベントのアイデアなどを出し合うほか、情報交換を行う。次代を担う若者たちが集う「街づくりのサロン的場」(同)となっている。現在、中心市街地最大の課題である「駐車場問題」の解決に取り組んでおり、07年4月からの導入を目指している。 宮崎市の人口は約37万人。幹線道路が交差する付近の217haには百貨店や大型専門店、さらに商店街が立地し、宮崎の商都を形成する。だが中心部を歩く人の数は1982年をピークに減少し、中心部の売り上げも95年、96年を境に減少しているという。宮崎は人口当たりの商業施設床面積などで「オーバーストア状態にある」(村岡委員長)。 05年には宮崎市郊外に敷地面積19万m2、商業施設面積7万7,000m2の大型商業施設がオープンし、中心市街地はさらに苦境に陥る懸念があった。だがDoまんなかモール委員会による数多くのイベント開催などで活性化の兆しが出てきている。さらに06年に中心部の百貨店である宮崎山形屋が増築し、開業した。中心市街地の集客力は大きく向上したといえる。 宮崎県宮崎市 宮崎市内6商店街の概要
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