
1300年の歴史![]() 600年以上歴史があるちょうちん祭 山口県行政の中心地、山口市。山口県庁や山口市庁舎からほど近い「山口市中心商店街」の歴史は1300年代にまでさかのぼる。当時、隆盛を誇った大内氏は明と貿易を行っており、海路と陸路両方の通り道であった現在の山口市ににぎわいがもたらされたという。 商店街の一角を形成する「道場門前商店街」は、ユニークなイベントの多さで知られる。600年以上の歴史がある「ちょうちん祭り」や「デニムデザインコンテスト」、各店舗が自慢のお宝を店先に飾る「お宝展」などのほか、季節ごとのアーケードの飾り付けもバラエティに富み、来るものを飽きさせない。 駐車場に当たりくじ導入「(大店法が廃止になった)2000年以前は中心市街地の売り上げが市内の売り上げシェアの65%を占めていたのでは」と振り返るのは、道場門前商店街振興組合の吉松昭夫理事長。法改正後、山口市内に大型店の進出が相次ぎ、現在市内の商業面積は当時の4倍になったという。 大規模駐車場を備えた大型店に対して、同商店街では2000年に約180台の立体駐車場を新設した。既存の駐車場と合わせると総駐車台数は約1,000台にも達する。 それでも2,000円以上の買い物をしないと駐車サービスの特典が得られないため、ちょっと買い物の下見をしたいという顧客には使いにくさが残る。 その対策として考案したのが10台に1台が無料になるという「当たりくじ付きの駐車場」だ。終日無料や最初の1時間だけ無料など、試行錯誤を繰り返した末のアイデアだった。 空き店舗対策では、02年から商店街内の空き店舗を組合が買い上げて「特産品ショップやまぐちさん」を建築。これを組合が設立した別法人が運営しているが、こうした形式で空き店舗対策を図っているのは全国的にも珍しい。「いずれは日本各地の特産 品を取り扱えるようになりたい」(同)という。 「回り続けていないと倒れてしまう」(同)という危機意識のもと、道場門前商店街では次々と新たな試みが生まれている。 ファッションで生き残り![]() ユニークな展示が目立ったデニムコンテスト 生き残りのために同商店街が打ち出したのがファッションに特化した「超専門店化」という方向性だった。 「ファッションはマニアが存在する業種。固定客になってくれる」と、吉松理事長。ユニークなデザインを競う「デニムコンテスト」も、そうした中から生まれた試みだ。 ただ一方で日常生活に必要なものがないと、一般客の来店頻度は落ちてしまう。そこで今後の核施設として期待されるのが、07年末完成予定で建設が進んでいる複合型施設だ。 食品スーパーやカルチャーセンターの入居が見込まれており、2階の一部には緑化公園を設ける予定もある。カルチャーセンターは3〜4カ月単位で講座内容が変わるため、新規顧客の流入に期待が持てる。「商店街の誘致力を高めるきっかけにしたい」(同)と意気込んでいる。 山口県山口市 山口道場門前商店街の概要
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