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にぎわい商店街

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皆が「家族村」の一員
田原町商店街[福井県福井市]


田原町商店街

福井大と協働で活性化中核施設運営

田原町商店街は、周囲に福井大学、福井県立藤島高校、小・中学校などの学校や県立美術館、市立図書館、フェニックスプラザ(会館)などが立ち並ぶ福井最大の文教地区にある商店街。福井大学との連携による活性化策や商店街を「家族村」とイメージ付けるイベントで地域外からの誘客も増加、衰退化してきた商店街の活性化に成功している。

商店街活性化のポイントは商店街と福井大学との産学連携。2004年6月に商店街と大学が協働で商店街の空き店舗に交流拠点「たわら屋」をオープンした。交流、情報発信、自己表現・発表の3コンセプトを掲げる「たわら屋」は、休憩できる交流拠点としてパソコン学習、絵画展示、イベント情報発信、物品販売棚「フリーボックス」の設置など、商店街振興の発信中核施設となっている。

商店街は福井大学が近くにありながら遠い存在だった。国立大学の独立行政法人化で福井大学も地域に目を向け、連携が実現した。工学部建築工学科の野嶋慎二教授のゼミ生と教育学部学生が当番制で毎日、たわら屋に常駐し運営に当たっている。

大学2年から2年間、たわら屋運営に参加している学生は「授業と違った商売の実体験やイベント企画、市民との接触ができて面白い」と話す。

学生の感性がパワーを発揮し、夏祭りやコンサート、街中アートギャラリー展、商店街総レストランなど、多彩なイベントが原則1カ月に1回開催される。地域住民も他地域から訪れる人も皆、「家族村」の一員として迎える。

自然と共存、老若憩いの商店街に

田原町商店街振興組合の野尻章博理事長は「高齢化時代は住居の500メートル以内に八百屋、パン屋、薬屋があり、歩いていける商店街が必要」と強調する。「当商店街には若い人が増え、お客さんの見る目も変わり、来店客が増えた」。組合員の書店が改築しオープンするなど、商店街改革への組合員意識も変わった。ファストフード店やファッション・雑貨店などを誘致する空店舗対策にも力が入る。

商店街の未来像として、車対策を兼ねた全長約600メートルの商店街通りの活性化を打ち出す。花と緑にあふれた道路改造を自治体に提案する。また近くを流れる底喰(そこばみ)川の拡幅工事が07年中に始まるが、遊歩道や雑木林の整備など、商店街と自然、若者とお年寄りが憩い、生活できる「家族村」実現を目指す。

田原町商店街は全国各地にどこにでもある商店街だ。今後も普通の商店街としてあり続けるには、改革し続ける以外ない。福井大学との積極的な連携事業と組合員の改革への参画が、より一層、求められる。

改革にリーダー養成

田原町商店街は文教地区に立地する商店街として、福井大学との連携の推進が商店街改革の大きな弾みとなっている。商店街の近接地には、えちぜん鉄道と福井鉄道の私鉄が走り、JR福井駅など市中心部に電車で簡単に行ける。車社会の中で高齢者が自由に移動できる住宅地として交通利便地でもある。田原町商店街振興組合の組合員は36店舗。その中から商店街の将来を語り、改革の体系づくりを議論し、改革をリードできる若手人材育成も図る。

福井県福井市 田原町商店街の概要

商圏の規模(人口) (5000所帯)1.5万人
アクセス等 最寄鉄道の駅:えちぜん鉄道、福井鉄道田原町駅   
鉄道の駅までの距離:20〜100m
商圏を形成する上で
大きな役割を持つ周辺施設
大企業(工場):日華化学本社、工場
学校:福井大学、藤島高校、中学校、小学校
娯楽施設:県立美術館、市立図書館、フェニックスプラザ(貸会館)
商店街を形成する店舗数 36店舗
イベントの回数 イベント開催数:月/1回
特徴的イベント:家族村まつり、アート屋、夏祭り、ハロウィンパレード
集客効果(動員人数):1000〜5000人
共通施設 アーケードの有無:無
施策の活用 商店街の未来図作成には県の補助金制度を活用

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